失敗しないコンセントの位置の決め方や高さ|ポイントやおすすめな位置を紹介

コラム

新築・注文住宅を建てる際に悩むのが、コンセントを付ける位置や高さではないでしょうか?

いざ住み始めた後に「ここにもコンセントを付けて置けばよかった!」「もっと高い位置に付ければよかった」などと後悔する人も少なくありません。

そこで今回は、失敗しないコンセントの位置や高さを決めるポイントやおすすめの位置を紹介します!

失敗しないコンセントの位置決めポイント

コンセントの失敗を防ぐには設計士にすべてお任せするのではなく、新居での生活を具体的にイメージした上で、自分たちでコンセントの位置を決めるのが重要です。

コンセントの位置決めのポイントは3つあります。詳しく見ていきましょう。

生活動線を考えて決める
コンセントの位置は新居での暮らしをイメージし、生活動線を考えて決めるのがポイントです。

動線を考えてコンセントを配置しておくと、使いづらい場所にあったり必要な場所になかったりなどの問題を防げます。

間取りを確認し、あらかじめ部屋の使い方を具体的に決めておくと、部屋に適したコンセントを付けられるのでおすすめです。

使う家電の数を考えて決める
新居で使う家電の数を決めておくと、コンセントが足りないといった失敗を防げます。

事前に配置図を作り、「この場所にはこの家電を置く」とイメージしてコンセントの数を決めると良いでしょう。

テレビやオーディオ機器、通信機器などを使う場所はケーブルがごちゃつきやすいため、1ヶ所に配線をまとめられるマルチメディアコンセントがおすすめです。

高さは家具・家電に合わせる
コンセントの一般的な高さは床から25~45cm、腰をかがまずに差し込める高さは40~45cm程度とされています。

しかし、家具や家電の高さに合わせてコンセントを設置することで、より快適で安全です。

例えば洗濯機やエアコン、冷蔵庫などは高い位置に付けると良いでしょう。特に冷蔵庫や洗濯機は漏電防止のため、家電よりも少し高い位置がおすすめです。

マンションの場合はあらかじめ位置が決められていますが、注文住宅の場合は自分で決める必要があるため、家具・家電に合わせた高さにするのを覚えておきましょう。

あるとおすすめなコンセントの位置

ここからは、生活していく上であると便利なコンセントの位置を紹介します!コンセントの位置に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

玄関周り
玄関周りには、低い位置と玄関カウンターの上の2ヶ所に設置するのがおすすめです。

低い位置のコンセントは、掃除機をかけたり電動自転車のバッテリーを充電したりするときに役立ちます。

一方、玄関カウンター上のコンセントは、照明やインテリアなどを飾るときに便利です。電源が必要なクリスマスツリーなどを飾るときにも適しています。

キッチン周り
キッチン周りにもコンセントがあると便利です。特にお菓子づくりなどでハンドミキサーやブレンダーを使う人は必須といえます。

また、最近ではスマホやタブレットでレシピを調べたり動画を観たりしながら料理する人もいるでしょう。

コンセントの数はどれくらい必要か、自分が使うアイテムに合わせた数を設置するのがおすすめです。

ダイニング
ダイニングではテーブルの下に加え、キッチンカウンターの横にも設置しておくと便利です。

テーブルの下のコンセントは、掃除機や扇風機、ダイニングテーブルでホットプレートやたこ焼き器などを使うときに最適です。

キッチンカウンター横のコンセントは、スピーカーや照明を置くときに役立ちます。

ソファ周り
ソファ周りにコンセントがあると、ソファに座ったりゴロゴロしたりしながら携帯の充電ができるので便利です。

コンセントの位置によっては充電ケーブルが届かなくなる場合もあるため、ソファの高さに合わせた位置に設置すると、なお良いでしょう。

ソファの高さがわかるなら、事前に設計士に相談することをおすすめします。

洗面所周囲
洗面所の周辺はコンセントが必須なエリアです。季節によって脱衣所は暑くなったり寒くなったりするため、扇風機やヒーターなど床置きで使う家電用にコンセントを設置しておくと良いでしょう。

洗面所の収納付近にはドライヤーやヘアアイロンを使うためのコンセントがあると便利です。

ベッド周囲
ベッド周辺にコンセントがあると、照明器具を置いたり、睡眠中にスマホを充電したりするときに役立ちます。

布団乾燥機や電気毛布を使うときにもベッド周りにコンセントがあると便利です。

あらかじめ寝室のどこにベッドを置くかを決めておき、使いやすいコンセントの高さを考えておくと良いでしょう。

廊下・階段
廊下や階段の低い位置にコンセントを設置しておくことで、掃除する際に掃除機がスムーズに使えます。

他にも、廊下や階段にコンセントがあれば足元の照明を確保でき、夜間にトイレへ行く際にも足元が明るいため安全です。

足元灯を導入する際には、消し忘れの心配がない人感センサー付きのライトがおすすめです。   

屋外
庭や駐車場にもコンセントがあると、屋内から延長コードで引っ張ってくる必要がないため外で作業をする際に何かと便利です。

例えば、洗車をするときや窓ガラスを洗うときに高圧洗浄機が使えます。他にも、将来的に電気自動車を導入したときに、充電場所としても使えるでしょう。

庭ではイルミネーションを飾ったり、電動芝刈り機を使ったりするときにも便利です。

新居での快適な生活をイメージしてコンセントを設置しよう!

 

コンセントでの失敗や間違いを防ぐには、設計士にお任せするのではなく、新居での生活をイメージしながら位置を決めていくのがポイントです。

生活動線や使う家具の数、家具の高さを具体的にしながら考えていくと良いでしょう。今回紹介したおすすめのコンセントの位置を参考に、新居での快適な暮らしを目指してみてはいかがでしょうか。

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