家族のコミュニケーションが取りやすい家づくりのポイント
マイホーム計画で「家族のコミュニケーションを取りやすいこと」を大切にしたいという方は多いのではないでしょうか。同じ家にいても、ほどよくプライベート感を保ちながら一体感も得られる…そんな住まいなら、家族のライフスタイルが異なるようになっても心地よく暮らせそうですね。今回は、コミュニケーションが取りやすい家づくりのポイントをご紹介します。
家族の「コミュニケーションが取りやすい家」って?
家族構成やライフスタイルによって家に求めることは異なります。ですが、近年のマイホーム計画で重視されることが多い項目が「家族のコミュニケーションの取りやすさ」です。
「家族のコミュニケーションが取りやすい家」は、声を掛け合いやすかったり、顔を合わせていなくても家族の気配を感じられたりなど、ほどよく家族の一体感が得られることがポイントになります。これからご紹介するアイデアを、住まいづくりのご参考にしてみてはいかがでしょうか。
「コミュニケーションが取りやすい家」づくりのポイント
複数の人が一緒に使えるキッチン
夫婦で一緒に料理をつくりたい、お子さんと一緒にキッチンに立ちたいといった希望がある方は、人の行き来がしやすいアイランドキッチンや広々としたオープンキッチンを取り入れてみては。
住まいのなかでキッチンにスペースを割くことができる場合は、キッチンセットやシンクなどが島のように独立した「アイランドキッチン」を取り入れるとおしゃれで開放的な空間づくりができます。キッチンとダイニングテーブルを付けるとコンパクトに仕上がるだけでなく、調理から配膳までがスムーズになりますよ。
一体感が生まれる吹き抜け
家族が集まるリビングを吹き抜けにすると、各部屋に緩やかに繋がり一体感がもたらされるだけでなく窓の配置によって光や風の通り道ができることも。
吹き抜けによってリビングで過ごす人たちの気配を個室にいて感じられるのがメリット。反面、冷暖房が効きにくい、音や匂いが広がりやすいといったデメリットもあります。どのような間取りであれば暮らしやすいのか、家族構成やライフスタイルに合わせて検討してみてください。
共有スペースとしての「ワークスペース」
フリーに使うことができる「ワークスペース」をつくることで、家族の共有にすることで、ある時は仕事場に、ある時はお子さんのスタディスペースに…とフレキシブルな使い方ができます。こじんまりとした空間にすることで、LDKとはまた異なるほっとできるリラックススペースとなることでしょう。
家族の会話が生まれる「ファミリーライブラリー」
家族の本を一箇所に集めてつくる「ファミリーライブラリー」。自分が読みたい本だけでなく、親子で本を共有することで会話が生まれコミュニケーションが取りやすくなります。低めの本棚であれば、お子さんも本を出し入れしやすく自分で片付けもしやすくなります。ゆったりと座れる広々スペースやソファなどをプラスするとより居心地のいい空間になることでしょう。
家族が一緒に過ごしやすい「心地いい」空間づくりを
家族が一緒に過ごしやすい環境をつくるためには、自然に顔を合わせやすい間取りやインテリアを工夫する必要があります。家族の好みや理想とする暮らしを話し合えば、空間づくりや設備の導入、家具選びなどのヒントになるはずです。家族の笑顔が増える住まいづくりをめざして、あなたもコミュニケーションの取りやすさを重視してみてはいかがでしょうか。