屋外・屋上で餃子を美味しく焼くには?餃子の皮のアレンジも紹介

屋外料理

屋外で食事をすると、いつもと同じ料理でも、部屋の中で食べるのとは違った味わいがありますよね。壁がないオープンな場所において自然の風を感じることで、開放感を得られるからかもしれません。

アウトドア以外でも、自宅に屋上テラスがあれば屋外でのクッキングと食事を楽しめます。日常と違う味わいをいろいろと食べたり飲んだりしたいものですが、今回は餃子を取り上げます。

食卓に並ぶ機会も多い餃子の起源やレシピ、餃子の皮のアレンジも紹介しますので、子どもも喜ぶ美味しい餃子を味わう参考になれば幸いです。

餃子とは

中国では、1792年の書物に餃子の記述があるとされています。さらにさかのぼって紀元前600年頃の遺跡から、餃子らしき食べ物の痕跡が見つかっているとのことです。

日本に伝わってきたのは、江戸時代のようです。中国のことを記している書物の中に出てくるのですが、庶民の食べ物としては広まることはなかったのだそう。

本格的に日本で餃子が広まったのは第二次世界大戦後で、中国から帰国した日本兵が満州で食べた味が忘れられず、作って売るようになってからです。

また、餃子は現在の中国では縁起の良い料理とされています。理由は、餃子の形が清朝まで使われていた貨幣である「馬蹄銀」に似ていることから、「お金に恵まれますように」という願いが込められているからです。

さらに、餃子の「ジャオズ」という発音が、子を授かる意味である「交子」と同じことから「子宝を授かりますように」との願いが込められているとされています。

そのため、中国では旧正月である「春節」前後の行事や、おめでたい席で餃子を食べるのです。

餃子のレシピ

外食でも自宅でもなじみ深い料理である餃子のレシピを確認していきましょう。屋外で作るからこそ、手際よく作りたいものですね。

スキレットを使う手もアリ
餃子を焼くのにフライパンを使っても良いのですが、スキレットを使うという手もあります。

スキレットとは、アウトドア・キャンプなどで人気がある調理器具です。鉄製であり、一般的なフライパンよりずっしりと重いのが特徴です。

料理が冷めにくいため、レストランでは熱々の肉料理がスキレットで出てくることがあります。屋上テラスで料理する際にもスキレットで調理して、そのままお皿として使うと、冷めないうちにと急いで食べなくても、熱々の餃子を味わうことができるでしょう。

焼き方
餃子の焼き方を確認しましょう。餃子は市販のものを使うのでも、手作り餃子を楽しむのでも良いでしょう。

手作り餃子の場合は、豚ひき肉にニラ、キャベツのみじん切りを混ぜ、しょうゆやニンニク、こしょうなど、具材にお好みの味付けをします。具は1時間ほど冷蔵庫で寝かせてから、餃子の皮で包みましょう。

続いて餃子の焼き方です。油を引いたフライパンやホットプレートなどに餃子を並べ、蓋をして中火で焼きます。

餃子の皮の色が変わったら、少量の水を注ぎ、蓋をして蒸し焼きにしましょう。

水分がなくなったら蓋を取り、少量の油を振りかけパリッとさせて出来上がりです。

包まない方法
手作り餃子にしたいけれど、1つずつ包むのが面倒と思う方もいるでしょう。餃子の皮1枚ずつに具を包まないで、焼き餃子を作る方法があります。ここでは、スキレットを使う方法を紹介しましょう。

スキレットにごま油を引き、餃子の皮を並べます。枚数を使い、隙間なく敷き詰めるのがコツです。

並べた餃子の皮の上に、具をのせて平らにします。具の上に餃子の皮をのせ、フチをたたみ、水を入れてから蓋をして弱火で4分ほど焼きます。

ひっくり返して、さらに5分ほど焼いて完成です。

餃子の皮アレンジ

屋上テラスでも簡単に作れる餃子の皮のアレンジレシピを紹介します。

ピザ
火をつけていないフライパンにオリーブオイルを薄くのばし、餃子の皮を1枚ずつ離して並べます。

餃子の皮にケチャップを塗り、ピーマン、ハムやチーズなど、お好みの具材をのせましょう。

蓋をして、中火で熱し、約3分で一口ピザの出来上がりです。

ラザニア
屋上テラスで作るのなら、事前にホワイトソースと、ひき肉と玉ねぎなどを使ったトマトソースを用意しておくとラクです。

フライパンにオリーブオイルを引き、餃子の皮を敷き詰めます。

餃子の皮、トマトソース、ホワイトソース、チーズの順で重ねることを2回繰り返して、蓋をして蒸し焼きにし、チーズがとろけたらラザニアの完成です。

カルツォーネ
お酒のおつまみにもなるカルツォーネも、餃子の皮で簡単に作れます。

餃子の皮に生ハム、バジル、大さじ1/2量のピザソース、約10gのピザ用チーズをのせ、フチに水を付け半分に折って包みます。

閉じ目はフォークの先を寝かせてしっかり押さえ、フチにヒダ模様を付けましょう。

フライパンにオリーブオイルを薄く塗り、中火で両面にこんがりと焼き色が付くまで、ひっくり返しながら焼いて出来上がりです。

屋上テラスで美味しい餃子を堪能

餃子は、アウトドアや屋上テラスでも簡単に作れる料理です。

1個ずつ包む餃子だけではなく、包まない餃子もあり、工夫次第でさまざまな楽しみ方ができます。

また、餃子の皮は餃子以外のメニューにも活用できる万能な材料です。1枚ずつ使えば一口サイズになり、何枚かを使えば大勢で切り分けて食べられるようなサイズにもなるでしょう。

大きな火力を必要とすることもないため、気楽に作れる餃子を美味しく作って、屋上テラスで堪能してみてはいかがでしょうか。

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