寒くなり始めた今の時期に味噌汁でぽかぽか温まろう!
寒くなってきたこの季節は、温かい汁物でお腹の中から温まりたくなりますよね。
そんな時におすすめなのは味噌汁。
アウトドアで調理するのが少し面倒ならば、インスタントを上手に取り入れてみてはどうですか?
今回は、味噌汁がもたらす健康効果やアウトドアでのインスタント味噌汁レシピを紹介します。
味噌汁の栄養素や効果は?
「畑の肉」とも呼ばれる大豆は味噌の主原料でもあり、良質なタンパク質を豊富に含んでいることが広く知られていますね。
また、タンパク質以外にも、炭水化物・脂質・食物繊維・カリウム・マグネシウム・イソフラボン・サポニン・ビタミンEなどとても多くの栄養素を含んでいる上、発酵によりアミノ酸も多量に生成されるなど、味噌が持つ栄養素を数え上げたら実にきりがないほどです。
これほど多くの栄養素を含む味噌ですが、最も多くは一汁三菜の献立とともに味噌汁という定番の形で私たちの体に取り入れられ、健康を支えてくれているのではないでしょうか。
ここでは、味噌の栄養素がもたらす健康効果をいくつか紹介します。
【タンパク質】
筋肉・内臓・血液・免疫細胞など体全体を作り上げます。大豆の植物性タンパク質からは、疲労回復・コレステロールの低下が期待されています。
【食物繊維】
便秘を解消し、冷え・くすみ乾燥肌などの解消にも効果的です。
【イソフラボン,サポニン,ビタミンE】
活性酸素を取り除く働きがあるため、高血圧や糖尿病の予防効果が期待されているほか、ストレス軽減やエイジングケア効果があると言われています。
内臓・血液・免疫細胞など体の内側にも効果があるだけでなく、腸内環境を整えることで髪の毛や肌など体の外側でも健康な状態を保ってくれることがわかりますね。
また、最近は腸内環境が整うことで、女性ホルモンと同じ働きを持つ栄養素「エクオール」を生み出しやすくなることもわかってきました。
これらのことから、味噌は女性にとっては特に有用な食品であると言えますね。
キャンプの味噌汁にはインスタントがおすすめ
アウトドアの食事に汁物があると体の芯から温まりますよね。発酵食品である味噌を使う味噌汁は、特にその効果が高いと言えます。
さらに、栄養豊富でもありますので、できれば取り入れたい一品だと言えるでしょう。
けれども、キャンプ場で出汁をとって一から味噌汁を作るのは、やはり手間がかかって億劫でもありますよね。
それならば、インスタントでも良いので上手に利用してみてはいかがですか。
最近のインスタント味噌汁は、有名料亭監修のグルメな味わいのものも増えていますから、プチ贅沢と楽しむ面白みもありますよ。
インスタントにも種類があるように、特徴もそれぞれあるようですから、好みに合うものを選んでみましょう。
・インスタント味噌汁
インスタントの味噌汁には、生味噌タイプも多くあります。生味噌をお湯で溶かす作り方は手作りの味噌汁に近く、味噌の風味やうま味もそのまま楽しめる魅力があります。フリーズドライに比べて安価で、コスパの良さもメリットと言えるでしょう。
・フリーズドライ味噌汁
フリーズドライは、食品を-30℃の急速冷凍した状態から真空乾燥させる特殊な製法で作られたインスタント食品です。軽くて持ち運びやすく、お湯だけで作れるので、アウトドアにはとても重宝します。
熱を加えて乾燥させるのとは違って、栄養価が損なわれにくい上に味や香りも保たれていますので、本格的な味を手軽に楽しめます。栄養を気にするならば、フリーズドライタイプがおすすめと言えるでしょう。
【手作りのインスタント!?味噌ボール】
インスタントの手軽さは嬉しいけれど、インスタント食品はあまり好きではないと言う人もいるでしょう。
それならば、手作りのインスタント味噌汁を作ってみてはいかがですか。
味噌自体がもともと保存食ですし、合わせる具材を乾物屋水気の少ないものにするなどの注意を払えば、冷蔵保存で1週間ほど保存できますよ。自宅にある材料を使えますので安心でもありますね。
味噌ボール(1杯分)の作り方
材料:味噌 大さじ1,鰹節 小さじ1,乾燥野菜 8g,小口ねぎ 小さじ1
作り方:
1.ラップの上で材料を混ぜ合わせます。
2.茶巾のように丸めて空気をしっかり抜いた後、輪ゴムなどで口を止めましょう。
食べる時はお椀やカップに味噌ボールを入れ、180cc~200ccのお湯で溶けば味噌汁の完成です。
インスタント味噌汁のアレンジレシピ
実は、インスタント味噌汁は便利だけれど、何となく物足りないという感想を持つ人はある程度いるようで、また、物足りなさの理由は具の量であったり、香りであったりと人それぞれなのだそうです。
それならば、インスタント味噌汁をよりおいしく食べるために、アレンジを加えてみるのがおすすめです。
ミョウガや青ネギ・ショウガを刻んでプラスすれば、具材も増やせて香りも増しますよ。
また、お椀にインスタント味噌汁の材料とよく混ぜた納豆を少し入れてお湯を注げば、コクが増した味噌汁が作れます。
それから、インスタント味噌汁は必ずしもお椀で作る必要はありません。鍋にお湯を沸かしてインスタント味噌汁の材料を入れて作れば、簡単な上にもっと具材を増やせますよ。
便利なものは利用しつつ、好みのアレンジでおいしいお味噌汁に仕上げれば良いですよね。
キャンプでも簡単でおいしい味噌汁を
最近のインスタント味噌汁は種類も豊富で、ギフトにもなるグルメ志向のものまであるようですので、久しく食べていない人は驚くかもしれませんね。
多くの種類がありますが、インスタント味噌汁をおいしく作るコツは「パッケージ通りのお湯の量を守る」そして「しっかり沸騰したお湯を使う」ということです。
簡単に作れるインスタントの利点を上手く使って、キャンプでもおいしい味噌汁を味わってください。