自宅の屋上で緑を楽しみたい!DIYするとしたら天然芝か人工芝か、各費用を調査

屋上スペース活用

緑のある暮らしは、心と体を健やかにしてくれそうです。自宅に庭がなくても、屋上テラスがあればスペース活用して、芝生を敷きたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

趣味のDIYで敷くとしたら、天然芝と人工芝のどちらがいいのか、それぞれどれくらい費用がかかるのかと悩むこともあるかもしれません。

そこで今回は、天然芝と人工芝それぞれの特徴、DIYする場合の費用や手順について調査した結果をお伝えします。

天然芝と人工芝の違いとは

同じ芝生とはいえ、天然芝と人工芝には大きな違いがあります。取り入れる前に、どちらが自宅の芝生としてふさわしいのか、検討しておくと良いでしょう。

ここでは、天然芝と人工芝の特徴について解説します。

天然芝の特徴
日本で主に使われるのは、高温多湿に強い日本芝です。ほかには、寒さに強い西洋芝もあります。

天然芝は生きた芝草であるため、放っておくと生育の差が出てきます。長さがバラバラになるので、定期的にお手入れをする必要があるでしょう。

天然芝は、夏は青々としていても、冬には枯れて見た目が茶色くなってしまいます。季節の移ろいを楽しめるのが天然の良さではあるのですが、一年中青い芝生を楽しみたい方には向かないかもしれません。

さらに天然芝には、日当たりの良さが欠かせないので、場所を見て施工する必要があります。日陰になるような場所は、天然芝には向かないでしょう。

天然芝の大きな魅力の一つは、人工ではない自然のぬくもりがあるところです。また天然芝は、人工芝のように火気厳禁ではないので、バーベキューや花火も楽しめます。

人工芝の特徴
人工芝は、ポリエチレン・ウレタンなどの合成樹脂製で、芝生に似せて作られています。天然芝のように季節で枯れてしまうことはなく、一年中青々とした芝生を楽しめるでしょう。

一度敷いてしまえば、ほとんどメンテナンスは必要ないのですが、少しずつ変色したり芝が寝てしまったりするので、10年ほどで交換が必要になり、天然芝よりも寿命が短いといえます。

日当たりを気にする必要もなく、場所を選ばず設置可能ですが、火には弱いので注意が必要です。

天然芝をDIYする場合

床がコンクリートの屋上テラスに天然芝を敷くのなら、保水マットを使う方法がおすすめです。天然芝をDIYする場合の費用と手順を紹介します。

費用
天然芝を屋上テラスにDIYする場合、天然芝のほかに保水マット、防根シートを使うと簡単です。保水マットは芝生が枯れないように水分を保持するマット、防根シートは植物の根がコンクリートに張るのを防いでくれます。その他、軽量土壌、水まきに使う道具も必要です。

天然芝は種類によって価格も変わりますが、1平方メートルで1,000円から5,000円程度などです。保水マットが50㎝角4枚で1万円程度、防根シート1平方メートル1枚が1,000円程度です。軽量土壌は40リットルで5,000円程度、水まきに使う道具はお好みで用意しましょう。

手順
屋上テラスに天然芝をDIYする手順を紹介します。

防水シートを敷き、その上に保水マットを敷きます。軽量土壌をまき、天然芝を設置して、全体に水やりをして完成です。

手順だけを見ると、すぐにできそうですが、約30平方メートルに男性4人で6時間かかったという例があるので、参考にしてください。

人工芝をDIYする場合

続いて、人工芝をDIYする場合の費用と手順を見ていきましょう。

費用
DIYに必要なものは人工芝、テープ、接着剤です。人工芝の価格は種類によってさまざまですが、2メートル×10メートルのロールで1万から2万円程度になります。水はけが悪いと、カビが生えたり、水が溜まって虫が発生したりといったトラブルが起きる可能性があるため、水はけの良いものを選びましょう。

また、人工芝を固定するためのアイテムが必要です。両面テープは1,000円程度、ジョイントテープは2,000円程度、接着剤は2万程度です。

手順
では、屋上テラスに人工芝をDIYする手順を紹介します。

人工芝を敷く場所をきれいに掃除します。ゴミやほこりがあると、テープがうまく接着できないので念入りに行いましょう。

人工芝を敷く場所に広げます。このとき、芝目が揃うようにするのがポイントです。

スペースに合わせてマーキングします。次に、マークを目印にして裏からカッターでカットしましょう。ハサミだと芝が絡んでしまうため、カッターのほうがおすすめです。

両面テープや接着剤で、人工芝を固定します。つなぎ目をジョイントテープで接着しても良いでしょう。

最後に、デッキブラシで芝目を立たせれば完成です。

いつでも緑に触れあえる豊かな暮らしを

天然芝は自然のぬくもりを感じられるのが大きな魅力ですが、枯れてしまう時期があったり伸びてきた芝を揃える手入れが必要だったりなど、メンテナンスに手間がかかります。

人工芝なら天然芝のような手入れは必要ありませんが、変色したり芝生が寝てしまったりするので、10年ほどで交換しなくてはならないでしょう。また人工芝は火気厳禁のため、バーベキューや花火を楽しむのには不向きです。

屋上テラスに芝生を設置するのをDIYで行えば、コストを抑えることができます。それぞれの特徴と、手順や費用を確認して、挑戦してみるのも良いでしょう。

屋上テラスに芝生があれば、暮らしの中に自然を感じられます。緑の庭が身近にあることで、日々の疲れも癒やされ、心豊かに過ごせそうですね。

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