平屋に屋上はあり?コンパクトに住みたいけれど、日当たりも譲れない時の選択肢に屋上テラスを
老後のことを考えて、「将来的にはやっぱりマンションに住んだ方がいいのかなぁ…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。高齢になるにつれて、階段の上り下りが辛くなってくることは誰もが想像できるでしょう。
そこで、マンション以外の選択肢としておすすめしたいのが、「平屋」です。今回は平屋について、メリットやデメリット、「平屋に屋上はあり?なし?」などの疑問についてお伝えします!
平屋にも屋上は作れる?
結論からお伝えすると、平屋にも屋上を作ることは可能です。近年、平屋の人気も高まり、おしゃれな外観をした屋上付きの新築も、少しずつ増えています。
しかし、もともと屋根付きの平屋に屋上を付ける場合には、リフォームするために大掛かりな工事と、それなりの費用が必要です。
例えば、「陸屋根」といって屋根部分をフラットな床にする際に、雨漏りがしないよう防水加工をしたり、重さに耐えられるよう床の強度を高めたりしなければならないのです。
また、床だけでなく、屋上に電気や水道を引くための工事や、屋上へ上がる階段の設置なども必要になります。建物の躯体構造や屋上の形態にもよりますが、約200万円前後のコストがかかることを頭に入れておきましょう。
平屋のメリットとデメリットとは?
近年、平屋が注目を集めている理由とは、一体何なのでしょう。ここでは、平屋のメリットとデメリットについてそれぞれお伝えします!
平屋のメリット
◆メリット①ワンフロアで完結する
平屋の最大のメリットと言えば、階段を上ったり下りたり、移動しなくて良いことではないでしょうか。平屋ならワンフロアで完結するため、家事をする時の導線もスムーズです。
洗濯物を干す時、食事を作る時、お風呂掃除をする時…などなど。これらが全て同じフロア内でできれば、効率もグンと上がることでしょう。
階段がなければ老後も安心して、長く住めます。
◆メリット②バリアフリーにできる
平屋は階段が無いため、フラットなバリアフリーを実現できます。バリアフリー設計なら段差でつまずいたり、階段から転落したりすることも防げるため、安全性が高まります。
また、将来を見据えてバリアフリー設計にしておけば、室内でも車椅子の使用ができます。
◆メリット➂コミュニケーションが取りやすい
平屋には、家族間のコミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。ワンフロアで生活するため、家族同士が顔を合わせやすく、会話もしやすい雰囲気になるでしょう。
また、小さいお子さんがいるご家庭は、お子さんが遊んでいる様子を見ながら、家事をすることができるのも良いでしょう。
◆メリット➃建物の構造が安定し耐震性が高まる
平屋は2階の重さが掛からないため、建物の構造が安定し耐震性が高まるというメリットがあります。
加えて、平屋はシンプルな造りをしているため、複雑な造りをした家に比べ、倒壊のリスクも抑えることができるのです。平屋は振動の力が分散されやすいため、地震にも強いと言えるでしょう。
◆メリット➄メンテナンスがシンプルで費用も少なく済む
住宅を購入した場合、定期的な点検や修繕が必要です。平屋であれば、2階建てや3階建てと違い、足場を組む必要がないため、メンテナンスもしやすく、費用も抑えることができます。また、水漏れが発生した時にも、1階のみの作業で済むのも便利な点と言えるでしょう。
平屋のデメリット
◆デメリット①部屋を増やすには広い敷地が必要
平屋のデメリットは、2階や3階にスペースが作れない分、広い敷地が必要になることです。
2階建ての家と同じ面積の平屋を作ろうと思ったら、その倍以上の広さの土地がないと建てることができません。土地の値段が安いところならまだしも、都心部など土地が高い場所では、コストがかかってしまうのが難点です。
◆デメリット②坪単価が高くなる可能性がある
平屋は、土地面積が増える分、坪単価が高くなってしまうことがあります。坪単価とは1坪あたりにかかる建設費のことです。
同じ床面積の2階建ての家と比較した場合、基礎面積は平屋の方が大きくなるため、坪単価も上がります。
屋根を修理する場合、平屋は足場を組まなくていいというメリットもありますが、基礎面積が広い分、工事費もかさむということを覚えておきましょう。
◆デメリット➂日当たりや風通しが悪くなるケースも考えられる
周辺の環境にもよりますが、場合によっては周囲の住宅により日当たりが悪くなるケースも考えられます。
やはり敷地面積が広くなる分、建物中心部は日が当たりにくくなりがちです。また、建物中心部の部屋が窓を開けられない形状の場合、風通しも悪くなってしまいます。
解決策としては、建物をコの字型にし中庭を設けるか、天窓をつけるなどの工夫が必要です。
◆デメリット➃プライベートの確保が難しくなる
平屋は同じフロアで生活するため、プライベートの確保が難しくなるというデメリットもあります。
プライベートな空間を確保するためには、ロフトを設けたり、パーテーションを設置したりする必要が出てくるでしょう。
◆デメリット➄防犯上で心配な面も
建物の形状にもよりますが、平屋は1階部分の窓が大きい分、周囲からの視線を感じることもあるかもしれません。
また、防犯面でも注意が必要です。窓ガラスを割れにくくするよう二重にする他、人感センサーライトを付けるなどの配慮が不可欠となります。
屋上テラスで解決できること
平屋にはさまざまなメリットがありますが、その反面デメリットも多く抱えていることをおわかりいただけたのではないでしょうか。
しかし、平屋に屋上テラスを作ることで、デメリットを解決できる点がいくつかあります。ここでは、平屋に屋上テラスを作ることで、解決できることをまとめました。
プライベートスペースを作ることができる
屋上テラスを活用することで、敷地面積を増やさずに広いスペースを確保することができます。
また、ひとりでゆっくり過ごしたい時にも最適です。誰にも邪魔されない開放的なプライベート空間は贅沢そのものと言えるでしょう。
日当たりが良い場所で洗濯物が干せる
平屋には日当たりの問題がありましたが、屋外でしたらさえぎるものがないため、日当たりも抜群!洗濯物干しや、空を仰ぎながらの日光浴にも最高です。
横からの視線対策には屋上テラスの壁を高く設置、上からの視線にはシェードの設置でプライバシーを確保できる
屋上テラスの壁を高くすることで、通行人や近隣からの目を気にせずに、のびのびと過ごすことができます。
例えば、お子さんを遊ばせたり、友人を呼んでパーティーやバーベキューなどを楽しんだりすることも可能です。
ただ、平屋は高い建物ではないので、くれぐれもプライバシーの確保ができるような建物の形状になるよう、リフォームや家づくりの際に施工会社やハウスメーカーに相談することをおすすめします。
企画から設計、建設、販売、アフターフォローまで自社一貫体制で事業を展開しているメーカーもあるようですよ。
屋上テラス付きの平屋でさらに住みやすい家づくりを
今回は平屋に屋上を付けられるかどうか、また平屋のメリットやデメリットについてお伝えしました。
平屋はワンフロアで生活でき、家事もしやすく、導線がスムーズな点が魅力です。また、フラットでバリアフリーを実現することができるため、将来的に見ても住みやすい家と言えるでしょう。
デメリットもありますが、屋上テラスを設けることで、解決できることも多いです。ぜひ、よりいっそう快適で住みやすい家づくりを目指してみてはいかがでしょうか。