目が届く、シンプルなインテリアがポイント!子どもと暮らすお部屋づくり「キッズスペースのつくり方編」
お子さんが遊んでいる様子を見ながら家事や仕事ができる住まいを目指すなら、大人の目の届く場所に「キッズスペース」をつくるアイデアを取り入れてみてはいかがでしょうか。今回は、子育て世代の住まいに多く見られるリビングの一角を使った「キッズスペース」のつくり方をご紹介します。
リビングのなかにつくる「お子さんの遊び場」
お子さんの遊び場「キッズスペース」。子ども部屋として個室を用意する前に、リビングやその近くに、大人の目が届く場所にお子さん専用の遊び場をつくるご家庭が増えています。小さなお子さんの安全面からも間仕切りなどで視界を遮らず、お子さんが遊んでいる様子を見ながら家事や仕事ができるキッズスペースをつくりたいですね。
それでは、具体的にキッズスペースをつくるアイデア、ポイントをご紹介します。
「シンプル」がポイント。キッズスペースのつくり方
ポイント1: 大人の「目が届く場所」につくる
キッズスペースづくりで、特に意識したいのが安全性です。親子のコミュニケーションが取りやすく、大人の目が届く間取りを考えてみましょう。目が離せない小さなお子さんのいるご家庭では、キッチンや危ない場所にお子さんが入ってしまわないようキッズフェンスやベビーゲイトなどでガードすることも大切なポイントです。
リビングの近くに和室があるなら、キッズスペースにするのもおすすめ。LDKにつながる畳スペースなどをキッズスペースするアイデアも人気です。畳のクッション性は、お子さんの遊び場にもぴったり。汚れが気になる場合は、水洗いができる畳やポリプロピレン製の畳などお手入れがラクにできる素材を選ぶのも良いでしょう。
ポイント2:できるだけ家具やモノを置かず「シンプル」に
キッズスペースには、できるだけ家具やモノを置かずに「シンプルな空間づくり」をすることも大切なポイント。背が高い家具や段差のある床など、落下や転倒などの危険がないよう配慮した空間づくりをしましょう。
また、シンプルな空間にしておくことで、遊びの幅も広がります。お子さんが床におもちゃを広げたり、大きな絵を書いたりなど、ダイナミックにのびのびと遊べるスペースになることでしょう。掃除もラクにできるので、清潔を保つ意味でも「シンプル」を心がけたいですね。
ポイント3:さまざまな危険がないよう「安全グッズ」を
お子さんの目線で片付けしやすい収納棚を取り入れる場合には、低めを選ぶことがおすすめ。角が丸く削られているなど、ケガに繋がりにくいタイプを選びましょう。もし角のある家具を選んだ場合は、コーナークッションなどセーフティグッズを。 コンセントをふさぐコンセントキャップや、扉や窓などを開けないように取り付けるチャイルドロックなど、さまざまなアイテムがあります。ベビー用品店や、ホームセンター、通販などでも手に入れることができるためそれぞれのご家庭に必要なモノを探してみてはいかがでしょうか。
ポイント4:クッション性のある床材を
フローリングの床の上にキッズスペースをつくる場合は、クッション性のあるジョイントマットやラグなどを敷くのがおすすめです。足元からくる冷えを防止するだけでなく、お子さんのケガ防止や足音の軽減などに繋がります。厚みもさまざまでわずかに段差ができるため、引っ掛かって転倒しないようお部屋の形状に合わせて気を付けながら取り入れてみてはいかがでしょうか。
楽しく安全な「キッズスペース」をつくろう
リビングなどの一部分につくるキッズスペースは、お子さんの成長やライフスタイルの変化に柔軟に対応しやすいのがメリット。キッズスペースをつくる時には、お子さんの安全面を第一に考えながら、楽しい気分になれるインテリアの工夫や自ら片付けしたくなる収納方法などを取り入れると、豊かなスペースになるはずです。あなたのご家庭でも、親子で楽しく過ごせるキッズスペースづくりを検討してみてはいかがでしょうか。