十五夜を屋上テラスで味わいつくそう

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まだまだ暑さの厳しい日が続きますが、少しずつ秋の訪れを感じられるようになりました。秋といえば、楽しみなのが「十五夜(中秋の名月)」です。

今年は「10月1日(木)」に、十五夜(中秋の名月)が訪れます。

屋上テラスから眺めるお月様は、普段とは、ひと味もふた味も違うものです。ただ、より十五夜(中秋の名月)を楽しみたいなら、基本的な知識や屋上テラスで実践できるアイデアを知っておきましょう。

今回は、意外と知らない「十五夜(中秋の名月)の基礎知識」から、「屋上テラスで月を楽しむ4つのアイデア」まで紹介していきます。

屋上テラスで楽しみたい!「十五夜(中秋の名月)」とは?

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日本では、縄文時代から月を見る慣習がありました。現代でも、「月見」と称して、こうした慣習が続いています。そんな月見の中でも、秋の中旬に訪れるのが、「十五夜(中秋の名月)」です。

中秋の名月は、旧暦8月15日に行われる月見のことで、別名「十五夜」と呼ばれています。(「仲秋の名月」と呼ばれる場合もありますが、この表現は旧暦8月自体を指すため、ふさわしくありません。)

・十五夜(中秋の名月)は毎年日付が変わる

西暦 日付
2020年 10月1日
2021年 9月21日
2022年 9月10日
2023年 9月23日
2024年 9月17日
2025年 10月6日

十五夜(中秋の名月)は、毎年日付が異なります。旧暦を用いた日付となるので、新暦では毎年ズレが生じます。

2020年の中秋の名月は「10月1日(木)」です。十五夜と呼ばれているからといって、15日と思わないようにしましょう。

・十五夜(中秋の名月)のために用意したいもの

十五夜(中秋の名月)に必要なものは「月見台」「供え物」「ススキ」の3つです。

「月見台」は、月を見る場所のこと。月見だんごを置く台のことではありません。屋上テラスで月を見る場合、そこが月見台になります。月見台はなるべくリラックスする空間にしましょう。イスやソファ、テーブルを用意して、ゆったりと月を鑑賞できるようにしてください。

供え物:月見だんご(15個)/里芋・さつまいも/旬の野菜・果物

十五夜(中秋の名月)は、別名「芋名月」と呼ばれており、秋の収穫を祝う意味合いがあります。そのため、神様に収穫を感謝する「供え物」を用意しましょう。代表的な月見だんごのほかにも、里芋やさつまいも、旬の野菜や果物を供えても構いません。

最後に用意したいのがススキです。ススキは神様の憑依する「依り代(よりしろ)」となります。依り代には、本来稲穂が使われますが、当時はなかったため、代わりにススキが使われていました。その流れから、現在でもお月見にはススキが使われています。

・十五夜(中秋の名月)はどんな天気でも楽しめるもの

昔から秋は、ちょうどいい満月の高さと、安定した天候から、月見に適した時期といわれていました。ただし、秋だからといって必ず天気がいいわけではありません。

そこで覚えておきたいのが、十五夜(中秋の名月)はどんな天気でも楽しめるものだということです。

無月(むげつ):空が曇って月が見えないさま

雨月(うげつ):雨が降って月が見えないさま

たとえば、空が曇ったときは「無月(むげつ)」と呼び、雨が降ったときは「雨月(うげつ)」と呼びます。本来なら、嫌な気持ちになる天気の変化にも、ステキな名前が付けられているのです。

万が一、十五夜(中秋の名月)の天気が悪い場合も、無月や雨月といった表現を思い出して、日本らしい情緒を楽しんでください。

ちなみに日本には、旧暦9月13日の「十三夜」もあるので、悪天候の場合はこちらの機会にお月見してもいいかもしれません。

今年の十三夜は「10月29日(木)」となります。基本的にやることは十五夜(中秋の名月)と同じなので、本記事を参考にアイデアを試しましょう。

2.屋上テラスで十五夜(中秋の名月)を楽しむ4つのアイデア

屋上テラスで十五夜(中秋の名月)を楽しむなら、独自のアイデアを知っておきましょう。ここでは、屋上テラスを生かしたお月見のアイデアを紹介します。

・望遠鏡で月を眺める

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屋上テラスでお月見するなら、望遠鏡が欠かせません。屋上テラスは、ほかの場所に比べて月を独占できる場所ですが、できるならもっと近くで見たいですよね。望遠鏡を用意すれば、月をより近くで眺められます。

そんな望遠鏡を手にする際に気になるのはお値段です。一見、高そうに思えますが、コンパクトなものなら1万円以下で購入できます。

たとえば、KenkoTokinaの「SW-0 天体望遠鏡 Sky Walker(スカイウォーカー)」やMeadの「AZM-50 天体望遠鏡」といった入門機なら、5,000〜6,000円程度で手に入ります。

初めて買うなら入門機、少しいいものが欲しいなら数万円程度の望遠鏡を購入してください。十五夜(中秋の名月)はもちろん、季節問わず利用できるので、高いものを買っても損はしません。

・ほのかな光を用意する

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月明かりの下でおだんごを食べたり、お酒を飲んだりするなら、手元に光が必要です。ただし、明る過ぎると、せっかくのお月見ムードが壊れてしまいます。お月見に必要なのは、月を邪魔しない「ほのかな光」なのです。

そんな光として活躍するのが「ランタン」の存在です。持ち運びに便利なサイズ感、周りを邪魔しないやさしい光、屋上を彩るレトロなデザイン、とメリットがたくさんあります。価格帯は安いもので数千円、高いものだと数万円程度です。

アメリカの老舗キャンプブランド・コールマンの「バッテリーガード LED ランタン シリーズ」なら数千円程度から購入できます。また、少しリッチなものならバルミューダの「BALMUDA The Lantern」がおすすめです。スタイリッシュなデザインと満足のいく機能性が特徴になります。

ほのかな光とともに、十五夜(中秋の名月)を楽しんでください。

・屋上テラスで月見酒を味わう

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花見酒や雪見酒と同じく、中秋の名月には「月見酒」を味わいましょう。十五夜(中秋の名月)は、神々に豊作を感謝して、酒を酌み交わす場でもあります。普段から飲んでいるお酒はもちろん、新米で作られたものや月見酒用のものを用意して、お月見を楽しんでください。

お酒が決まっていない方は、「上善如水(じょうぜんみずのごとし)」で有名な、白瀧酒造の10月限定酒「月見酒の上善如水 純米大吟醸」がおすすめです。

月をイメージしたムーンボトル、かわいらしいウサギのイラスト、おしゃれなパッケージデザイン。まさにお月見に適したお酒のひとつです。在庫限りの限定酒となるので、興味のある方はぜひゲットしてみてください。

公式サイト:白瀧酒造

・月見だんごはサクッと炙って食べる

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十五夜(中秋の名月)といえば、お供え物の月見だんごです。白いおだんごは満月を表しており、お月見の際に食べることで、健康や幸福を得られるといわれています。

十五夜(中秋の名月)では、その名の通り、15個のお月見だんごを供えてください。ただおだんごは、サイズに注意しないと食べきれない場合があります。

そこでおすすめしたいのが、屋上テラスにコンロを持ち込んで食べる方法です。

お月見が終わったら串に刺して、コンロで適度に炙りましょう。焦げ目がつく程度まで炙ったら、みたらし餡をかけて「みたらしだんご」として食べると風流です。ぜひ、屋上テラスで試してみてください。

まとめ

屋上テラスがあれば、十五夜(中秋の名月)を独り占めできます。ただ月を見て楽しむのもいいですが、できれば本記事のアイデアを参考に、思い出に残る十五夜(中秋の名月)を迎えてください。

いつものお月見もちょっとしたアイデアで見違えるほど楽しめるものになります。

管理人

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