心と体を緩める時間。「オンとオフを切り替える」アイデア集
おでかけする機会が減ったりリモートワークになったりと、新しい生活様式に変化するなかで、「うまくリラックスできていないかも」と感じることはありませんか。心と体を緩める「オフタイム」を心地よく過ごすためには、ほっとできる環境づくりが大切です。今回は、お家のなかで「オンとオフを切り替える」アイデアをご紹介します。
オンとオフを切り替え、できていますか
すっきりと片付いているというだけでなく、「心地よい香りに満たされている」「好きな音楽や本が身近にある」 など、好きなものに囲まれた暮らしを想像してみてください。心がほぐれていくような気持ちになりませんか。ちょっとしたことですが、日々の暮らしのなかで「オンとオフ」を意識することは心や体の健やかさにもつながることでしょう。
「オフタイム」って何だろう?
改めて考えてみると、「オフタイム」とは何でしょう。よく耳にしてはいても、何となく…でとらえてしまいがちな言葉ですよね。
オフタイムとは、簡単に言うと「心と体を緩める時間」のこと。仕事や、やるべきことから解放されて心穏やかに過ごす、頑張るスイッチを「オフ」にした状態のことです。
いつも頑張っているあなたへ
変化の多い暮らしのなかで、頑張るスイッチが常に「オン」になっている人は多いのではないでしょうか。人のために力を尽くす人、頼りになる人、責任感のある人…とても素敵ですが、そんなあなたこそ「オフタイム」をつくるのが少しだけ苦手なのかもしれません。そんな頑張るあなたこそ、自分のことをいたわる時間を持ちましょう。
「自律神経を整える」を少しだけ意識しよう
健やかに暮らすために知っておきたい。「自律神経」って何?
心と体を緩めることを意識するとき、知っておきたいのが「自律神経」のこと。自律神経には、心と体を活動的にする「交感神経」と、休息させる「副交感神経」があります。
一般的に日中は「交感神経」が活発になり、夜は「副交感神経」が活発になることでリズムがとれる自律神経。きちんとオフタイムを感じられるよう、この「副交感神経を優位にすること」を意識してやりたいですね。
「副交感神経」を優位にする工夫
自律神経の専門家によると、副交感神経を優位にするために心がけたいのは、ゆっくりと深い呼吸。何気ないことですが意外にできていない、「ゆっくりとした呼吸を意識する」ことが大切なのだそう。また、生活を整えて「質の高い睡眠」をとることや、ゆっくりとよく噛んで食事をとること、軽く体を動かすことも大切です。
さらにお家のなかをリラックスできる状態にすることも、きっとオフタイムを感じられる大切な要素になることでしょう。それでは、お家のなかでオンとオフを切り替えるアイデアをご紹介します。
「オンとオフを切り替える」アイデア集
ほっとできる好きな香りを取り入れる
心地よい「香り」は、深いリラックス感をもたらしますよね。より安らげるお部屋にするためには、「自分が心地よいと感じられる香り」を選びましょう。どんな香りが良いのか迷ったら、リラックス作用があると言われているラベンダーやベルガモット、白檀などを選んでみては。香りには人それぞれ好みがあるので、日ごろから心が和む香りを意識して探しておくと良いですね。
※体調などによって使用しない方が良い香りもあります。使用前には専門家に相談したり、製品に記載されている使用上の注意を読んだりして確認しましょう。
心地よい音楽に包まれる
好きな音楽が流れていると、気持ちが落ち着いたり元気が出たりしますよね。そんな何気ないことも、良いリラックス方法。ソファに座ったり軽くストレッチしたり…自分が心地よいと感じる体勢で好きな音楽を聴く時間は深いリラックス感をもたらしてくれるはずです。
頭をからっぽにして過ごすなら、自律神経を整える音楽やイージーリスニングなど歌詞の入っていない音楽を選ぶのも良いですね。気分によって使い分けられるよう、お気に入りの音楽をいくつか探してみてはいかがでしょうか。
気持ちの良い肌触りのルームウエアに着替える
オフタイムを過ごす服装は、できるだけ肌触りの良いルームウエアを選びたいもの。皮膚感覚は心にも繋がっているため、ほっとできる肌触りを意識するとよりリラックスした時間を過ごせることでしょう。できるだけ体を締め付けない、ゆったりとしたサイズ感のものが良いでしょう。
好きなことをする時間・場所をつくる
やらなければならないこと、ではなく「やりたいこと」をする時間を少しでもつくることも心がけたいところ。小さくても、「自分スペース」があると趣味や読書などが身近になるはずです。個室を持てなくても、リビングなどの一角に自分用のデスクや収納棚を置けばプライベート感を得られるはず。お気に入りの本や雑貨などを並べれば、心和むスペースになります。やるべきことからしばし解放されて、自分だけの時間をつくる。そんなことも「オフタイム」を感じられる大切なことです。
「オンとオフを切り替える」のは難しくない
忙しく時間に追われている人にとって、「自分時間」をつくることはとても難しく感じられるもの。そんな時には、今やっていることは今日中に終わらせなければならないのか、少し時間をおいても大丈夫なのか、少し立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。改めて考えてみると、頑張りすぎているのに気づくこともあるかもしれません。
心と体は繋がっています。疲れがたまってくると、人に優しくなれないことも。そんな時には、少し肩の力を抜いて「オフタイム」をつくってみてはいかがでしょう。意識的に「オフタイム」をつくることで、翌日の効率が上がったり心が前向きになったり…そんな嬉しいこともあるかもしれませんね。