屋上テラスに虫を寄せ付けない!虫除け対策に必要なこととは?
自宅の屋上は日当たりもよく、菜園やリラックススペースとして活用している人は多いのではないでしょうか?
しかし、そんな屋上で気になるのが虫ですよね。特に6~8月にかけて活動が活発になるハエや蚊は、感染症を媒介する可能性もあるので危険ですし、近くにくると不快です。
せっかく屋上テラスがあるのに、「虫のせいで屋上テラスが落ち着いて使えない…」そうならないように、屋上テラスで有効な虫対策をご紹介します!
防虫・殺虫対策
虫除けも最近では、色々な方法が開発されています。昔は蚊取り線香で虫除けをするのが主な対策でしたが、今はより効果的な虫除けがいくつもあるのです!
虫の種類や屋上テラスの環境によって、有効な虫除け方法も変わってきますので、あらかじめ確認をしておくようにしましょう。
【屋上テラスへの侵入を防ぐ虫除けグッズ】
市販の虫除けアイテムを使うのも、有効的な虫除け対策です。製品によって、つるすだけのタイプ・置くだけのタイプと分かれているので、自宅の環境に合ったものを購入するといいでしょう。
屋上テラスから自宅内への虫の侵入も防げるので、屋上テラスだけではなく、家の中の虫対策も考えている人にもおすすめです。
しかし、製品ごとに使用している薬剤の種類も違ってくるので、対策をする虫に合わせて製品を選ぶようにしましょう。
【ガーデニングで虫除け】
屋上テラスで植物を栽培しているなら、一緒にハーブを育ててみてはいかがでしょうか。ハーブには虫除けの効果があり、ガーデニングに用いても、虫を近寄らせないようにできます。栽培するハーブとしては、ペパーミント・ハッカ・タイムなどの、ハーブがおすすめですよ。
ミントは生命力が強く、ガーデニング初心者でも枯らさずに育てることができるので簡単ですし、新鮮なミントを摘んでハーブティーも楽しめるのでおすすめです。
【使い勝手のいい虫除けスプレー】
手軽に虫除けをしたいのでしたら、防虫スプレーを使用しましょう。あらかじめ散布しておくことで防虫対策になりますし、すでに虫がいても殺虫効果が期待できます。
しかし、スプレーは製品ごとに成分や濃度が違っていて、虫だけでなく人間に与える影響も異なっているのです。そのため、肌の弱い人や赤ちゃんの近くでスプレーを使うと、成分によっては肌が荒れてしまいます。
そういった人がいる場合におすすめしたいのは、天然成分を配合したスプレーです。化学成分を多用していないので、肌の弱い人でも安全に使えるでしょう。
天然成分の虫除けスプレーには、ユーカリ・ティーツリー・ペパーミントが含まれているものが多いです。
【虫をおびき寄せる殺虫ライト】
最近では、殺虫ライトという虫除け対策もあります。ブルーライトを利用して夜間に虫を集め、集まった虫を電熱線で殺虫することができます。薬剤を使用していないため、安全性が高いのも特徴です。
今はランタン型や小さな置き型タイプのものがあるので、大がかりな取り付けが必要ありませんし、見た目も損なわれません。
虫が発生してしまい、一旦駆除してから虫対策をしたい!という時にぴったりですね。
ここまで対策方法をいくつか紹介しましたが、虫除け対策をする際、全てを行う必要はありません。まずは、始めやすい方法から試すようにしましょう。
虫の発生原因を把握する
いったい虫はどこから発生しているのでしょうか?実は、屋上やベランダに発生する虫は、発生原因をある程度なら判断することができるのです。
【植物にくっついて屋上に侵入】
屋上テラスで虫が発生する場合、植物が原因ということが多いです。一般的には、高所に虫は侵入しづらいのですが、間接的に侵入するケースもあります。
例えば、屋上菜園を行う際に持ち込んだ土や植物に虫が付着し、それが原因で繁殖・発生するといったケースです。屋上に植物を運ぶ際は、あらかじめ葉っぱの裏側や土を確認して、虫を屋上に侵入させないようにしましょう。
【自宅周りの自然環境】
また、家の立地条件も原因の1つになります。特に周りを自然に囲まれている環境であれば、必然的に虫に侵入される可能性は高くなってしまいます。
特に家に入る際には、クツや服に注意しましょう!気づかないうちに服に付いていたり、クツの裏側に土と一緒に、虫も運んでしまったりする可能性があります。
クツに土や泥が付着している場合は、家に入る前にマットでクツの汚れを落とし、服を一度手で払うように心がけておきましょう。
【自宅内から実は発生している場合も】
生活環境を整えることも重要です。ゴミを長らく放置すれば虫は発生しますし、衛生環境も悪くなってしまいます。そのため、定期的な掃除がとても重要です。
特にハエはゴミや汚れから、気づかないうちに発生して繁殖してしまいます。屋上で出たゴミを片付けない、もしくはまとめたまま放置してしまうと、生ゴミでなくても虫の発生につながってしまうでしょう。
【風に運ばれてくる】
その他に、虫は風に乗って侵入することもあります。特に、風が強くなりがちな屋上では、いつの間にか虫が侵入していることも、めずらしくありません。
一軒家の屋上テラスは3階立て住宅も多いですが、その高さでは少し強い風が吹いてしまうと、軽い虫はすぐに飛ばされて侵入してしまうのです。
虫の侵入を完全に防ぐことは難しいです。しかし、適切な対処を行えば発生頻度を抑えることはできます。防虫・殺虫だけでなく、発生原因をなくすことも、虫除けを行う上では大切です。
雨の降った日のあと、屋上テラスの水たまりを放置していたり、排水溝に飛ばされてきた枯れ葉やほこりの掃除をしなかったりすると、そこからも虫は発生してしまいます。
自宅内へ侵入してほしくないゴキブリやハエ、蚊などの害虫は、湿気のある場所を好みますから、毎日掃除をする必要はありませんが、人が快適に過ごせる程度の綺麗さを維持すると予防に繋がりますよ。
まとめ
屋上テラスは高さはありますが外なので、虫による被害は多少は受けてしまいます。しかし、虫は適切な対策と処置をすれば、発生と繁殖を抑えることができますよ。
日常的に屋上スペースを有効活用すれば、人の目が行き届きますので、ずっと放置してしまい「虫が発生してしまった…」ということにはなりにくいですよね。
虫予防も綺麗な屋上を維持するのも、一番の方法は屋上を生活の一部にすることです。
こまめなお掃除で安心安全な屋上テラスにしませんか?