植栽で外構をおしゃれに!おすすめの植栽や選び方を紹介
庭や玄関ポーチ、塀などの外構は、家の印象を大きく左右する部分です。そもそものデザインに加えて、植栽選びやレイアウトにもこだわると、より一層おしゃれな見た目にできます。
この記事では外構をおしゃれにする植栽選びのポイントを始め、おすすめのシンボルツリーと下草を紹介します。
外構をおしゃれにする植栽選びのポイント4つ
外構を植栽によっておしゃれにするコツは、家と草木のバランスを考えた上で、将来を想定すること。具体的には「レイアウト・目的に合う植栽を選ぶ」「家のテイストに合わせる」「庭の広さに合わせる」「手入れ・管理のしやすさを考える」の4点です。
1. レイアウト・目的に合う植栽を選ぶ
おしゃれな外構づくりに取りかかる前に、まずはレイアウトや植栽の目的を考えてみましょう。植栽といっても、高木、中木、低木、下草、生垣など、種類はさまざま。高さや特性を活かせるよう配置することが大切です。
目的 | 適した植栽 |
---|---|
家の象徴がほしい | ・シンボルツリー(高木~低木) |
目隠しをしたい | ・生垣 ・常緑樹 |
足元を彩りたい | ・下草 ・グランドカバー |
2. 植栽を家のテイストに合わせる
外構と植栽のテイストが合っていないと統一感がなく、おしゃれには見えにくいもの。例えば、和風の家に洋風テイストやアジアンテイストの庭木があると、ちぐはぐな印象を与えてしまいます。
和風の家には和風テイストの庭木、洋風の家には洋風テイストの庭木のように、家と植栽の雰囲気を合わせましょう。
3. 植栽選びと植え方は庭の広さに合わせる
広い庭であれば植栽選びやレイアウトの幅が広がりますが、狭い場合は注意が必要です。広さに合わない植栽を選んでしまうと、おしゃれに見えづらいだけでなく、庭が窮屈になってしまいます。
庭があまり広くない場合は、シンボルツリーを低木する、草木は高低差をつけて植える、といった工夫をしましょう。
4. 手入れ・管理のしやすさも考える
おしゃれな外構づくりは、草木を植えて終わり…ではありません。草木は成長し、背丈を伸ばしていくもの。季節の移り変わりに応じて、花や葉が地面に落ちることも想定しておく必要があります。
特に、木を植える際は樹高を調べておきましょう。成長して十数メートルほど高くなる樹木を植えてしまうと、脚立に乗っても届かず、剪定を業者に頼まなくてはなりません。
また、地面に落ち葉が溜まっていると見栄えが悪くなります。こまめな掃除が難しい場合は、1年を通して葉をつける常緑樹を選ぶと良いでしょう。
外構をおしゃれにするおすすめの植栽①シンボルツリー
シンボルツリーは家の象徴となる木。外構の印象を大きく左右するため、こだわりの一本を選びたいところです。シンボルツリーにおすすめの植栽を紹介します。
オリーブ
シルバーカラーの葉が特徴的なオリーブは、洋風の家によく合う樹木です。秋になっても落葉しない常緑樹で、乾燥や虫に強いため、管理が楽なのもおすすめポイントの一つ。
オリーブの木は鉢植えでも育てられますが、成長すると枝葉が横に広がるため、ある程度の広さがある庭に適しています。
シマトネリコ
小さな濃い緑の葉が生い茂る、シマトネリコもシンボルツリーとして人気です。和風・洋風のどちらにも合いやすく、他の植栽とのバランスもとりやすいため、多くの家庭に取り入れられています。
ただし、シマトネリコは成長スピードが速く、定期的に剪定しないと2階の高さくらいまで伸びてしまいます。日当たりが悪くなったり、隣家に迷惑がかかったりすることもあるので、植える前にしっかり管理できるか考えてみましょう。
ヤマボウシ
ヤマボウシは5月~7月頃に白い花を咲かせ、10月頃になると赤い実をつけた後、紅葉も楽しめる落葉樹です。その華やかさと四季を感じる姿から、玄関周りのシンボルツリーとして高い人気を誇ります。
外構をおしゃれにするおすすめの植栽②下草
下草とは、シンボルツリーや高木の下に植える低木や草花のこと。シンボルツリーを引き立てておしゃれ度をアップしたり、周囲とのバランスをとったりするのに役立ちます。おすすめの下草を3つ紹介します。
コルジリネ
コルジリネは赤みがかった、直線的な葉が特徴的な植物です。シャープな印象が強いため、ボリュームのあるシンボルツリーの下草にすると、バランス良くまとまります。
ハツユキカズラ
ハツユキカズラは成長とともに葉の色が変わるのが特徴です。薄いピンク色の新芽から徐々に白色が強くなっていき、最終的には緑一色になります。
草丈は10~30センチほどで、ツルのように伸びるため、足元に彩りを添えるグランドカバーに適しています。
フッキソウ
常緑性で、1年を通して葉が茂るフッキソウも、グランドカバーとしてよく用いられる植物です。草丈は10~20センチほどで、成長すると絨毯のように横に広がっていきます。
フッキソウは暑さ・寒さに強く、日陰でもよく育つため、手入れに負担がかからない点も魅力です。
植栽選びにこだわって、おしゃれな外構にしよう
おしゃれな外構にするには、家と庭に合った植栽が欠かせません。ただし、単に好きな草木を植えるのではなく、目的やレイアウト、庭の広さに合う植栽を選ぶことが大切です。シンボルツリーや下草選びにこだわって、外構をもっとおしゃれに見せましょう。
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