「見せる収納」に向くアイテムとは?メリット・デメリットの解説も
部屋の居心地のよさや使いやすさを左右するのが「収納」です。部屋をすっきりさせる役割だけでなく、モノを探す手間を省くなど時短にも繋がります。
収納が上手くいくとインテリアを楽しむ余裕も生まれるので、暮らしがもっと楽しく感じられるはずです。今回は、モノが見える状態で収納をする「見せる収納」に向いたアイテムや、メリット・デメリットをご紹介します。
「見せる収納」にはどんなモノが向いている?
モノを収納する方法は主に「見せる収納」と「隠す収納」の2種類があります。どちらを選ぶのかの基準を設けておくと収納に迷うことはありません。以下のようなことを目安に見せる収納に向いたアイテムを選び取ってみてはいかがでしょうか。
【見せる収納に向くアイテム】
・目にすると気分が上がるお気に入りアイテム
(インテリア雑貨、本、趣味のアイテム、お気に入りの服など)
・絵になる優れたデザインのアイテム
(デザイン性の高い調理器具、調理家電、ファッションアイテムなど)
・頻繁に出し入れするアイテム
(食器、キッチンツールなど)
・ハンディワイパーなどでお手入れしやすいアイテム
(本や雑誌、PC周辺で使うアイテムなど)
こうして選び取ったアイテムを見せながら収納すれば、部屋はもっと使いやすくお気に入りの空間になるはずです。そんな部屋をめざして、あなたも見せる収納を取り入れてみてはいかがでしょうか。
見せる収納のメリットは?
お気に入りを目に触れる場所に置いておける
お気に入りのアイテムであれば、常に見えていたとしても嬉しい気持ちになるもの。しまい込まずに、目に触れる場所に置いておけるのが見せる収納です。
あれもこれも見せる収納にしてしまうと雑然とした印象になってしまうため、「好きなモノだけにこだわる」ことを意識してモノを厳選してみてください。たとえば絵になる食器や調理器具、本やファッションアイテムなどがあれば、ぜひ飾りながら収納してみてください。気軽にトライしやすいのは、扉のないオープン棚に並べること。余白をつくりながらショップのディスプレイのように並べると、一つひとつのアイテムが際立ちます。
一目瞭然で出し入れしやすい
アイテムが見えていると、一目瞭然なので探す手間が省けます。また扉の開閉などのひと手間もないため出し入れもスムーズ。たとえば、フックなどに掛けて収納する「ハンギング収納」はキッチンなどに向く収納方法。調理器具なども省スペースですっきりと収まります。多少濡れていてもそのまま乾かせるので衛生的です。ただし、コンロ周りに掛ける時には油ハネなどに要注意。べたつきを防ぐためにこまめに拭き取ったり、調理場所からずらしたりして工夫してみましょう。
見せる収納のデメリットは?
整っていなければ雑然と見える
お気に入りを厳選して並べたとしても、雑然と見えてしまいがちなのが見せる収納。インテリアのテイストに合うモノだけを選び、高さや横のラインを揃えるなどして整って見えるよう工夫してみましょう。また、アイテムが多すぎると落ち着かない印象になってしまいます。対策としては、見せる収納をする場所を決めたらそのスペースが埋まらない程度の余白をつくりながら並べていきましょう。
また細々としたアイテムは見た目のよいカゴなどにまとめて収納するのがおすすめ。ざっくりとカテゴリ分けをしておけば、何がどこにあるのか迷いません。インテリア性も考慮してカゴやファイルボックスなどのデザインを揃えると整って見えますよ。
ホコリや汚れがつきやすい
先ほどもご紹介したように、隠すモノがないためホコリや汚れが直に付きやすくなります。こまめに洗ったり拭き取ったりすることが面倒に感じることも…頻繁に出し入れして動かすモノ以外は、基本的には汚れは溜まるものと割り切って置くアイテムを厳選することをおすすめします。また、ハンディワイパーなどでさっときれいになる素材やアイテムを選ぶことも見せる収納が上手くいくコツです。
「見せる収納」を取り入れて使いやすく楽しい部屋に
自宅で過ごす時間が長くなるなか、「収納」を見直したいとお考えの方は増えています。収納が整えば、暮らしやすさと美しい部屋が一度に手に入ります。今回ご紹介した「見せる収納」のメリット・デメリットもふまえてアイテムを厳選すれば、使いやすく楽しい部屋づくりができるはずです。ぜひ参考になさってみてはいかがでしょうか。