辛い花粉症の季節…花粉の飛散時期とお洗濯物の対策方法は?
花粉が舞う季節、洗濯物を外干しする良い方法はないかと頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
青空の下で洗濯物が風に吹かれている様子は心地良いもの。自宅に屋上テラスがあるのなら、外干しをしたいですよね。「洗濯物はカラリと気持ち良く乾かしたいけれど、花粉がついてしまうのは避けたい…」などと迷うこともあるでしょう。
花粉の時期は外だけではなく、部屋の中に入り込んでくる花粉にも要注意です。
花粉の飛散情報をチェックすることが日課になる季節に、少しでも快適に過ごせる対策方法を提案します。
花粉症が辛くて洗濯物を外干しできない
花粉の季節は洗濯物を外干しできないため、部屋干しにしているケースが多いのだそう。
でも、部屋干しにはデメリットがあります。対策を練るためにも、まず改善したいポイントの確認をしましょう。
においがつく
部屋の中に干していると、洗濯物が蒸れるせいか、独特のイヤなにおいがつくことがあります。洗濯したものを身につけているのに、イヤなにおいがするのでは気持ちも沈んでしまいますよね。
やはり陽の光に当てて、洗濯物を乾かしたいと思いますよね。
乾きが遅い
天気の良い日に外干しすれば数時間で乾いてしまうのに、部屋干しだと1日干していても乾かないということも。
また、部屋の中に長い時間干していると、洗濯物が目についてしまい、あまり良い気持ちにはなれません。
室内にも花粉がある
花粉が洗濯物に付着するのを避けるために部屋干しをしているのに、部屋の中にも花粉が侵入していることがあります。
室内に侵入した花粉が、人が動くことによって舞い上がり、干している洗濯物に付着することがあるのだとか。
屋上テラスを掃除した後は部屋に花粉が入ってきて辛い
重い花粉症なら、1月から5月のゴールデンウイークまで花粉に悩まされます。
長い期間、屋上テラスを掃除しないわけにはいかないでしょう。しかし掃除をすることで、さらに花粉に悩まされることになるケースも。
屋上テラスを掃除した後に、部屋に花粉が入ってきてしまう理由を確認しましょう。
花粉が巻き上がる
掃除をすることで、一旦床に落ちた花粉が空中に舞い上がります。
屋上で舞い上がった花粉は下に落ちてくる途中で、開けた窓から室内に侵入することがあるのです。
洋服に付着する
掃除の際に、舞い上がったり飛んできたりした花粉がマスクや髪の毛や洋服に付着します。
掃除を終えて部屋に入ってくるとき、身につけていたものを良く払わないと、付着した花粉を運んで来てしまうことになるでしょう。
それでも外干しをするための対策
花粉が舞う季節は長いです。その間、外干しできないのは辛すぎるという方もいるでしょう。
花粉の季節に外干しをするための対策をお伝えします。
花粉飛散情報をチェックする
花粉は日によって飛散する量が違います。
一般的に、晴れている日や乾燥している日、風が強い日などは飛散量が多いのだそう。
気温が高い日も花粉飛散量は多くなるそうなので、花粉飛散状況をチェックしながら、気温が低い曇りの日を狙うと良いでしょう。
早朝に干す
花粉の飛散量は、時間帯によっても違いがあるのだとか。
都心部の場合、昼間が花粉飛散量のピークで、早朝7時以前は飛散量が少ないそうです。
洗濯物を外干しするなら、飛散量が少ない日の早朝に干し始めて、昼までに取り込んでしまうのが花粉の付着を防ぐコツといえるでしょう。
洗濯物カバーを使う
洗濯物カバーというアイテムがあります。
雨や埃から洗濯物を守るカバーでもありますが、花粉を防ぐカバーとしても使えるとのこと。
花粉飛散量が少ない日や時間帯を選び、洗濯物カバーを使えば、かなり花粉から洗濯物を守れるのではないでしょうか。
洗濯物の花粉対策方法と部屋に入った花粉の対策!
花粉の季節は、外干しを諦めて室内干しにすると決めている人もいるでしょう。
気になる部屋に干したときのにおいは、干し方を工夫することで防げます。
効果的なのはアーチ形。洗濯物同士が触れ合わないように、アーチを描くように干します。
濡れた部分の接触を少なくすることで、菌の繁殖とにおいを防ぐことができ、乾きも早くなるでしょう。
では続いて、部屋に入ってしまう花粉対策を見ていきましょう。
花粉を払って家に入る
外出時には、花粉が付着しにくい素材である綿やポリエステルの服装をしていきましょう。
さらに帰宅の際には、玄関前で花粉を払ってから家に入るようにするのが花粉を室内に入れないコツです。
ウールやフリースなどの素材は花粉が奥に入り込みやすく、払っても取れない可能性が高いので避けるようにしましょう。
掃除は水拭きで
室内に入り込んだ花粉は、床面に落ちます。
朝起きたら、床を水拭きして床に落ちている花粉を一掃しましょう。
乾いたモップで掃除すると、落ちている花粉を舞い上がらせるだけになってしまうこともありますよ。
換気システムを導入する
花粉を除去した外気を給気し、室内に入り込んだ花粉を排気することで外に出す換気システムを自宅に導入するのもおすすめです。
2003年以降に建てられた住宅には換気システムが設置されていますが、技術の発展によりさらに高性能なものが次々と出てきています。
最近では、住宅の標準装備に高性能フィルターが付いた換気システムが含まれている場合もあるようです。
高機能フィルターは、花粉だけではなく細かいPM2.5をも逃さないため、自宅に有害物質が入り込むのを最小限にしてくれます。
家の中に入る花粉を最小限にすることで、辛い季節も少し楽になるのではないでしょうか。
花粉の季節でも快適に
花粉症の方は、花粉の飛散量が増える時期には肌荒れや咳やくしゃみに悩まされます。
体調だけではなく、洗濯物を外干しできない悩みも出てきますよね。
外干しにこだわるのなら、花粉飛散量が少ない日や時間帯を狙いましょう。洗濯物カバーを使うのもおすすめです。
室内に入り込む花粉に対しては、帰宅時に洋服の表面を払ってから家に入ることや朝の拭き掃除、換気システムの設置などの対策を講じましょう。
室内干しでのイヤなにおいが気になる場合は、干し方をアーチ形にして濡れた部分を接触させないようにすること。
花粉の季節は意外に長いです。花粉対策を練って、洗濯物の干し方の工夫をして快適に過ごしましょう。