屋上テラスなら洗濯物が早く乾く?屋上テラスにおすすめの物干し5選
タオルやシーツなどきれいに洗濯されたものに触れると、本当に気持ちが良いものですよね。
梅雨や台風シーズンなど雨が多い時期は、洗濯物がなかなか乾かないことに悩まされます方も多いのではないでしょうか。
小さい子どもや、スポーツをする家族がいる場合は、特に洗濯物も増えますし、大変ですよね。
今回は、洗濯物や布団がからっと気持ちよく乾く屋上テラスの活用と、おすすめ物干しをご紹介します。
屋上のある家のメリットを活かそう
屋上テラスのある家に住んでいる人からよく聞くのが、「アウトドアパーティや食事を楽しんだりして、リフレッシュできる」「子どもやペットを安全に遊ばせられる」など余暇の過ごし方が充実するという話です。
そして、驚くように「本当に布団や洗濯物が早くよく乾いて、便利に使える」と話すのを、同じくらいよく聞きます。
屋上テラスを使うとどのような点で洗濯が楽なのか、さらに具体的に聞いてみると、以下のような点がメリットとしてあるようです。
・日差しを遮るものがなく、日当たりが良い
・屋上は常に風通しが良いので、曇りの日でも洗濯物を乾かせる
・タオル類が短時間でからっと乾くので、嫌なにおいが出ない
・家族の洗濯物が大量にあっても早く乾く
・シーツやカーテンなど、大物の洗濯物も広げて干すスペースがある
これだけのメリットがあるなら、屋上を物干しとして活用する価値は十分にありそうですね。
洗濯物以外でも、キャンプで濡れてしまったテントを、自宅の屋上で乾かすこともできるようですので、アウトドア好きな家庭でも役立ちそうですよ。
屋上で洗濯物が早く乾くのは何故?
どうして屋上テラスだと洗濯物を早く乾かすことができるのでしょう?そのメカニズムをちょっと見てみましょう。洗濯物が早く乾くポイントは4つあります。
1.高い温度
2.低い湿度
3.表面積の広さ
4.風通しの良さ
屋上は日光がよく当たるので水分が早く蒸発しやすく、室内のように蒸発した水分がこもらないため湿度も上がらず乾きやすい。
また、表面積の広さという点では、シーツなどの大物も折り畳んで干すより、広げて干せる屋上では、表面から蒸発する水分量も多くなるということですね。
4番目「風通しの良さ」これには2通りの効果があります。
洗濯物から蒸発した水分は、生地の表面付近に水蒸気の層を作ります。そして、風が吹くとその水蒸気の層を吹き飛ばしてくれるので、洗濯物の繊維の中からは、また新たな水分が蒸発していくのです。
このサイクルが早いほど水分はより蒸発し、洗濯物も早く乾きます。
また、風によって洗濯物がはためくと、その分洗濯物は早く乾きます。風にはためくことで、繊維の向きに力が加わって生地が変形し、繊維中の水分が表面に押し出されやすくなるからです。
屋上は4つの条件が揃いやすいため洗濯物が早く乾くという訳ですので、室内干しの際にも、なるべくこのポイントを押さえるようにすると、洗濯物を早く乾かくことができるようになりますよ。
屋上の強風対策、物干しは固定する?
屋上テラスでの洗濯物干しは、シーツなど大物を干す機会が多いですが、3階屋上の場合風の強さは1階の2倍ほどといわれています。
あまりにも風が強い日は、洗濯物が飛ばされてしまったり、稀に物干しが倒れてしまったりする場合もあるようですので、物干しを選ぶ際には、大きく頑丈なものや安定性の高いものを選ぶと良いでしょう。
壁掛け式の物干しや竿受けは、建物の外壁や屋上の腰壁にネジなどで直接固定させることができます。使わないときは、折り畳んですっきりとした外観を保てるものもあり、利便性は高そうですよ。
ただし、壁側の強度も必要になり、外壁の種類によっては使用できない場合もありますので、まずは工務店などに相談したうえで取り付けることをおすすめします。
コンクリート台やブロー台付きの物干し台・4本脚で幅広タイプの物干しスタンドなどは、直接床に埋め込んだりするような固定はできません。
けれども支柱の根元にベースウェイトを追加したり、支柱同士をつなぐ転倒防止金具などを利用したりして、より安定性を高めることができますよ。
壁から離れたところなど自由に設置場所を選びたいなら、固定タイプではない物干し台や物干しスタンドがおすすめです。
洗濯の効率化には、短い家事動線が重要!
屋上テラスを洗濯物や布団干しに利用するにあたり、もうひとつ重要なポイントがあります。家事動線です。
家事動線が短ければ短いほど家事が効率よく行え、負担がかかりません。
濡れた洗濯物は重く、1日に何回も洗濯機を回さなければならない場合など、屋上へ運ぶのはとても大変な作業です。
屋上テラスのある家は、複数階に分かれた生活スペースがあるということなので、どこに洗濯機を置くか、また洗った後のものをどのように収納するのかなど、家事動線と家の間取りは特に大きく関係しています。
屋上テラスを物干し場として利用するなら、洗濯機を置くスペースを同じ階や階段近くに配置したり、畳む作業や収納への流れも含めて考えられるなら、ランドリールームやファミリークローゼットを検討したりしても良いかもしれませんね。
屋上におすすめの物干し 5選
最後に、屋上テラスで洗濯物や布団を干すのにおすすめの物干しをご紹介します。インテリア性の高さや、機能性の高さ、使いやすさなどライフスタイルに合うもの見つかると良いですね。
【天馬(Tenma) 物干しブロー台付き PORISH PS-28】
ブローも重く、耐荷重30kgという大容量で洗濯物や布団を干せる。高さと竿受けの向きも変えられて、屋上の腰壁より低めに設定すると隠し干しも可能。
サイズ:片幅35×奥行きき80×高さ105~170cm
ブロー重量(1個):水の場合17㎏(水+砂の場合28㎏)
耐荷重:30kg
【川口技研 腰壁用物干し ホスクリーン】
収納すれば外壁に隠れる高さになるため外観を損なわず、壁面からの出っ張りを最小限に抑えられるため、邪魔にならない。高さ調整や収納も竿をさしたままで簡単に行える。
サイズ:アーム長45cm,ポール長さ72.5cm
高さ調整:12cm間隔4段階
耐荷重:30kg
【ロートアイアン物干し】
美しい曲線とレトロな雰囲気がおしゃれな雰囲気の固定タイプ物干し。ヨーロピアンテイストのインテリアや、ウッドデッキとの相性は抜群。
サイズ:アーム長40cm×縦360cm,重さ1.4kg
【ステンレス折り畳み布団干し】
使用時は大きく広げられて安定感があり、使わないときはコンパクトに収納できる。横から滑らせてかけられるので、重い布団も楽に干せる。ステンレスだからサビに強く、丈夫で長持ち。
サイズ:幅123×高さ125cm,重さ5.8kg(収納時 幅123×奥行き15.5×高さ125cm)
耐荷重:全体50kg(パイプ1本あたり10kg)
【セキスイ 多目的ふとんほし】
幅を変えられて布団・枕や洗濯物などいろいろ干せる物干し。すっきりコンパクトに収納できたり、ハンガーにかけた洗濯物が風でよらない工夫がされていたりして、とても使いやすい。
サイズ:幅140~235×奥行き89×高さ134cm,(収納時 幅145×
奥行き19×高さ152cm)
本体重量:5.7kg
耐荷重:20kg
まとめ
洗ってから収納するまでの作業が多い洗濯は、家事の中でも意外と時間と手間がかかるものです。
アウトドアリビングとして使える屋上テラスは、自然に最も近い空間ですので、太陽や風など自然の力を上手く家事にも取り込んで、快適な暮らしに役立てたいですね。
もし今後家を建てる予定があるなら、企画から設計、建設、販売、アフターフォローまで自社一貫体制で事業を展開しているメーカーもあるようですので、屋上テラスを活かせる家づくりを相談してみても良いかもしれませんね。
洗濯の後は、風になびく洗濯物と青空を眺めながら、屋上テラスでくつろぐのも気持ち良いですよ♪