「天体観測」には何を準備する?屋上テラスで夏の星座を楽しもう
屋上テラスを活用するアイデアのひとつに、「天体観測」があります。自宅にいながら、天体観測ができるのは空が広々と広がる屋上テラスのある家ならでは。今回は、夏の星座を探すために準備したアイテムや、夏の星座の種類をご紹介します。
夏の「屋上テラス」は天体観測にぴったりの場所
昼間は日差しが強く、気温の高さから使いこなすのが難しい屋上テラス。日が沈み、暑さが少し和らぐ夜の時間は、夏の星座を探す「天体観測」を楽しんでみてはいかがでしょう。
夏の夜空を見渡せば、さまざまな星座を観ることができます。星の明るさや大きさ、色や特徴などを意識して眺めれば、より天体観測が楽しくなることでしょう。
何も考えず夜空を見上げるだけでも気持ちがいいものですが、天体観測のアイテムを準備すればより星空を楽しむことができます。これからご紹介するアイテムを参考に、手元に揃えてみてはいかがでしょうか。
天体観測のために準備したいアイテムは?
1.方位磁針
天体観測をする時に、方位を知ることはポイントです。方位磁針を水平に置き、文字盤と針の先を北に合わせて方位を調べます。方位を調べておくことで、星座早見盤もスムーズに使うことができることでしょう。
2.星座早見盤
星座早見盤とは、いつ、どの方向にどのような星座が見えるのかを知るために使う道具です。星座早見盤は、2枚の円盤が重なっており、日付と時刻を合わせて見ることができる星を調べます。星座早見盤を使うのが難しい、少し面倒だな…と感じたら星座アプリを活用するのもひとつの方法です。アプリの場合はコンパスが内蔵されている場合もあるため、道具が揃わない時にも便利に使えます。
3.懐中電灯
屋上テラスで手元を見るために、懐中電灯を準備しておくと安心。また、暗い足元を照らすのにも役立ちます。光による目への刺激を減らすために、懐中電灯に赤いセロファンを貼る方法もあります。
4.虫除けや羽織り
屋上テラスとはいえ、立地によっては夏の虫が寄ってくることも…。夏の天体観測を楽しむために、「虫除け対策」は大切なポイントです。虫除けスプレーなどが苦手な方は、薄手の虫除けパーカーやカーディガンなどを羽織るなど肌の露出を控えて虫に刺されない工夫をしましょう。
5.天体望遠鏡や、双眼鏡
星をよりしっかりと観たいと思ったら、天体望遠鏡や双眼鏡を準備すると◎です。手ぶれで見づらい場合は、カメラに使用する三脚に取り付けて使うとよいでしょう。天体望遠鏡や双眼鏡を使うことで、星をたくさん見つけることができたり、星の色がはっきりとわかったりと天体観測がより充実したものになります。
天体望遠鏡や双眼鏡の選び方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
屋上テラスから探したい「夏の星座」
夏の大三角
夏の大三角とは、東の一番明るい星である「こと座」ベガ、その右下に位置する「わし座」アルタイル、ベガの左下に位置する「はくちょう座」デネブを結んだ三角形のことを言います。
さそり座
夏の夜、南の空の低い場所に赤く輝くのが「さそり座」のアンタレス。S字のような星の並びを目で追っていくと、サソリの胴体としっぽが見えてきます。
はくちょう座
夏の夜空のなかでも、ひと際明るい星が「デネブ」。白鳥が大きく羽を広げて飛ぶ様子を思い描けるダイナミックな星座です。白鳥の体を思わせる十字型であることから、「北十字」とも呼ばれているのだそう。
こと座
夏の夜空で最も明るく光り輝く星が「ベガ」。七夕でよく知られる「おりひめ星」としても知られています。ベガの近くには、平行四辺形に並ぶ4つの星があり、これらが合わさって「こと座」と呼ばれています。
わし座
七夕で「ひこ星」として知られているのが「アルタイル」。アルタイルの両側にも星が並んで胴体を形づくっており、羽を広げて空を飛ぶ姿をイメージできます。
夏の夜は、自宅で「天体観測」を楽しもう
屋上テラスというプライベートなスペースだからこそ、思いきり天体観測を楽しめるのが魅力。ちょっとした食事やおやつなどを準備して、じっくりと夜空を眺めるのも素敵ですね。ただし、夜とはいえ日が沈んだ後も暑さが厳しい夏。熱中症対策も万全にして楽しみましょう。屋上テラスのある家ならではの夏の過ごし方、ぜひ夏の思い出に計画してみてはいかがでしょうか。