焚き火料理に“トライポッド”は必須!アウトドアを見た目からも楽しんで
アウトドアの醍醐味のひとつである焚き火料理。しかし、焚き火料理の火加減調整が難しいと感じたことはありませんか?
そんな時におすすめなのが、トライポッドです。安定させて調理ができる優れものです。
今回はトライポッドの選び方やおすすめ商品に加え、DIYの方法を紹介します!
トライポッドとはアウトドアの三脚のこと
トライポッドとは、アウトドアで焚き火や調理をする際に、鍋やケトルをぶら下げて使う三脚のことです。シンプルなデザインですが、ダッチオーブンなど、重量のある調理器具も安定して吊るすことができます。
また、吊るす高さを変えられるため、火力調整しやすいのが特徴。鍋以外にランタンも吊るすことができ、キャンプの見た目がおしゃれになります。
トライポッドの選び方
トライポッドをいざ購入しようと思っても、何を基準に選べば良いか悩んでしまうかもしれません。
ここではトライポッドの選び方を確認していきましょう。
持ち運びのしやすさで選ぶ
持ち運びのしやすさで選ぶなら軽量かつ、コンパクトサイズが良いでしょう。重量感のある鉄製よりも、軽量のアルミ素材の軽量なものが向いています。
また、専用のキャリーバッグがついてるものなら、楽に収納でき、移動時にも便利です。キャンプ初心者やバイクで移動する人などにおすすめです。
汎用性の高さで選ぶ
トライポッドは、焚き火専用のテーブルなど、手持ちのキャンプ用品と組み合わせて使うことで、さらに幅広く活用できます。
例えば、チェーンに網が引っ掛けられるタイプなら、焼き網を使った料理も楽しめます。そのため、手持ちのキャンプ用品と組み合わせて使えるかどうか、推奨されているかなど確認して選ぶと良いでしょう。
汎用性の高さを重視することで、手持ちのキャンプグッズも活かすことができますよ。
調理器具に合った耐荷重を選ぶ
トライポッドの耐荷重は5kg〜40kgまであり、商品によって大きく異なります。
例えばダッチオーブンの場合、鋳鉄製なので重量があり、小さな耐荷重のトライポッドだと重さに耐えきれず、チェーンが切れてしまう可能性があります。
そのため、調理器具を満水にした時でも余裕で耐えられる耐荷重のトライポッドを選びましょう。
組み立てがしやすいものを選ぶ
アウトドアではテントを始め、さまざまなアイテムを組み立てる必要があるでしょう。
組み立てに時間を取られていては、他のことを楽しむ時間が半減してしまいます。時間短縮のためにも、トライポッドは組み立てしやすいものを選ぶのがおすすめです。
組み立てしやすい分、片付けも楽にできますよ。
素材で選ぶ
トライポッドの素材には、「アルミ製、ステンレス製、スチール製、鋳鉄製」といった種類があります。アルミ製は少々耐久性に欠けますが、軽量で安価なのがメリット。
ステンレス製は高価ですが、錆びにくい特徴があります。また、スチール製は重くて錆びやすい分、丈夫なのがメリット。
鋳鉄製は重量があり、折りたたみ不可ですが、丈夫で長持ちします。どの素材も一長一短なので、自分に合ったものを選ぶのがおすすめです。
例えば、持ち運びやすさを求めるのであれば、軽量のアルミ製が良いでしょう。
おすすめのトライポッド2選
ここでは、おすすめのトライポッドを2つ紹介します!購入する際の参考にしてみてくださいね。
キャプテンスタッグ/CSブラックラベル 焚火三脚
日本のアウトドアブランド「キャプテンスタッグ」の、ステンレス製のトライポッドです。
高さ78cm〜114cmと調整可能で、チェーンの長さも変えられるため、ハイでもローでも楽しむことができます。
また、ステンレス製で錆びにくいのが特徴。長く愛用したい人や、ソロキャンプや家族キャンプを問わず使いたい人におすすめです。
・価格:7,260円(税込)
MGRジャパン/ミニトライポッド
MGRジャパンから発売されている、アルミ製のトライポッドです。
高さ約80cmでありながら、重さはわずか470gの超軽量!それでいて耐荷重25kgもあるため、3〜4人分のダッチオーブンや大型鍋も安全に吊るすことができます。
また、上部のピンひとつでチェーンの長さが調整できるのも便利。価格の安さや持ち運びのしやすさ、十分な耐荷重を求める人におすすめです。
・価格:2,980円(税込)
【DIY】落ちてる木や枝で作るトライポッド
なんと、トライポッドは手作りをすることもできます。アウトドアを楽しみながら、家族や友人とワイワイDIYするのもおすすめ。
ここでは落ちてる木や枝を使って作る、トライポッドの作り方を紹介します。
使う道具と集める物
トライポッドを作る前に、まずは準備する物を確認しましょう。
<家から持って行く道具>
・鉈(なた)
・のこぎり
・綿ロープ(3mほど)
<その場で拾って集める物>
・太くて丈夫そうな木の枝(3本)
トライポッドの作り方
1、拾ってきた、太くて丈夫そうな木の枝を1.5mの長さにカットします。鉈やのこぎりを使ってカットする際には手を切らないように気をつけましょう。
2、綿ロープを3mの長さにカットします。長さは、拾ってきた木の枝の2倍程度と覚えておきましょう。
3、1本の木に綿ロープを巻きつけ、左右に残り2本の木を置き、8の字を描くようにしっかりと巻いていきます。ロープの巻きつけがゆるいとトライポッドが壊れやすくなるため、きつく巻きつけるようにしましょう。
4、木の直径の2倍ほどロープを巻きつけたら、3本の木が動かないようにきっちり結び、最後に木を広げて完成!
結んだ紐の部分がゆるくなっていないか、確認してください。ゆるんでいる場合は、もう一度きつく巻きつけて、固定しましょう。
自作のひとつに、トライポッド専用のリングを使う方法があります。専用リングにある3つの穴に、拾ってきた3本の木をそれぞれ差し込むだけでOK。
あっという間におしゃれなトライポッドが完成します。使い方も簡単なので、ロープ作業が苦手な人にもおすすめです。
トライポッドでおしゃれに!屋上テラスで焚き火料理を楽しもう
トライポッドがあれば、屋上テラスでの焚き火料理にもとっても便利です。
調理器具が吊るしてあるため、薪をくべる時にも、調理器具をどかす必要がなく安全。何より、トライポッドがおしゃれなアウトドア空間を作り上げてくれますよ。
ぜひ、トライポッドを使って屋上テラスで焚き火料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。