改めて知りたい!「屋上テラスのある家」のメリットとデメリット

屋上スペース活用

屋上テラスのある家を検討されている方にとって、そのメリットやデメリットは気になるところではないでしょうか。屋上テラスに憧れてはいても、本当に使いこなせるのか、どう活用すればよいのかわからない、という方も多いかもしれません。

今回は、屋上テラスの主なメリットとデメリットをご紹介します。デメリットも解決策を知れば、きっと前向きに検討できるはずです。

 憧れの「屋上テラス」、わが家は本当に使う?

屋上テラスに憧れる、という方は多いのではないでしょうか。でも、日本で採用している住宅はまだまだ少なく、本当に使いこなせるのか、そして維持はできるのかと気になる方もいらっしゃることでしょう。

これから屋上テラスのある家を検討する時、そのメリットとデメリットを知っておくとより納得感のある住まい選びができるのではないでしょうか。ぜひ、チェックしてみてください。

屋上テラスのメリットは?

1.目線が高くなり眺望がよい

 屋上テラスは、居室よりもさらに高い場所からの眺めを楽しめる屋外スペース。自宅にいながら、リゾートで過ごすような非日常感を楽しめる場所でもあります。特に周辺に高い建物がない立地なら、屋上テラスからの眺望を存分に楽しめます。周辺が低い建物ばかりの地域なら、開放的な眺望が広がることでしょう。

2.庭がなくてもガーデニングが楽しめる 

屋上は遮るものが少なく、日当たりが良好。風通しもよいためガーデニングを楽しむのにもよいスペースです。ただし、高所であり風の影響を受けやすいため成長して大きくなりすぎる木や植物を植えるのには向きません。背の低い木の鉢植えやコンテナで花を育てるなど小さく楽しむのがおすすめです。

3.アウトドアリビングなど多彩に使える

開放的な屋上テラスでは、バーベキューを楽しんだり、普段とは少し違う開放的な環境で食事をしたり、趣味の時間を楽しんだりと、もうひとつのリビングのように多彩な使い方ができます。テーブルとチェアまたはソファがあれば、より居心地のよいスペースに。室内のようにインテリアにもこだわって、リゾートで過ごすような非日常感を楽しむことも可能です。

屋上テラスのデメリットは?

1.落下防止の対策が必須

小さなお子さんがいるご家庭は特に、屋上からの転落事故がないよう落下防止対策が必要です。壁や手すりなどでガードすることはもちろんですが、踏み台になりそうな椅子などを常時置かないようにすること、特に柵や壁の近くには絶対に置かないようにしましょう。

さらに柵に転落防止用のネットを設置する方法も。柵のすき間が不安な場合に取り入れてみてはいかがでしょうか。

2.周りに高い建物がある場合のプライバシー問題

周辺にマンションなどの高い建物がある場合、上からの視線が気になる場合もあります。また屋上テラスでは、音も煙も上に向かうためバーベキューなどをするとクレームになることも考えられます。

視線を遮ったりちょっとした雨を防いだりするためにも、オーニングなどの設置を検討してみましょう。

3.排水口など定期的なメンテナンスが必要

屋上テラスは、屋根に傾斜がほとんどない「陸屋根」になります。落ち葉やガーデニングに使われている土などが風で飛ばされて排水口に溜まり水が流れにくくなると、屋上が水浸しになってしまうことも。排水口のつまりを防ぐためも、こまめな掃除が必要になります。

できれば週に1回程度、雨の多い時期などどうしても難しい場合は月に1回は屋上テラスの床のお手入れ日をつくりましょう。集めたゴミは、排水口に流さずちりとりなどで集めて捨てます。ベランダ掃除用の掃除機などを使えばラクにゴミが集まるでしょう。

魅力溢れる屋上テラスのある住まい

屋上テラスのある家で暮らす前に、そのメリットとデメリットを知っておけば上手に活用できるはずです。定期的なメンテナンスやプライバシーの問題などもありますが、やはり、ほかの住まいにはない豊かなライフスタイルが屋上テラスには広がっています。屋上テラスのある家を検討するヒントとして、ぜひお役立てください。

伊野奈緒美

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福岡のフリーライター。Naomi.Spring代表。WEB媒体を中心に、インテリア・ライフスタイル・ファッションなどをテーマに記事を執筆しています。趣味は、...

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