春を楽しむ山菜料理をアウトドアで
春本番、山菜を楽しむ季節がやってきました。
ハイキングがてら山菜採りに出かける方もいらっしゃるのでは?
様々な山菜がスーパーなどでも手に入りますが、自分で摘んだ山菜はまた格別。
今だけの味覚をぜひ味わってください。
春の山菜
たけのこ・うど・こごみ・わらび・たらの芽・ふき・うるい…などなど。
なんだか調理が難しそうなイメージもあるかも知れません。
ちょっと手間のかかるもの・時間のかかるものもありますがそれもまた楽しいもの。
旬の山菜の下処理と一味違った食べ方などをご紹介します。
「ワラビ」
ワラビのアク抜きは意外と簡単ですが、時間が経つと硬くなってしまうので採ってきたらすぐ処理しましょう。
- お湯を2リットル沸かし、沸騰したら火を止めて重曹小さじ1杯を溶かしておく。
- ワラビはよく洗い根元の硬い部分を切り落とす。重曹を溶かした湯に入れ、たまに硬さを確認しながら冷めるまで置いておく。※柔らかくなりすぎると美味しくありませんので湯は少し冷めた程度が◎
□ワラビのなめろう
シンプルにお出汁で煮付けも美味しいですが、ちょっと変わった食べ方も。
お酒のおつまみにもご飯にのせても豆腐に合わせてもおいしい逸品です。
【作り方】
ワラビをみじん切りにして味噌・醤油、お好みで柚子胡椒少々を加え粘りが出るまで叩く。
「タケノコ」
タケノコのアク抜きはちょっと時間がかかりますが、茹でたてのタケノコの香りは抜群です。チャレンジしてみてください。
- タケノコはよく洗い、穂先を斜めに切り落とし、縦に一本1センチほどの深さの切り込みを入れる。
- たけのこがすっぽり入る大きさの鍋に米ぬか一掴みと鷹の爪1本を入れ、タケノコを加えて水から茹でる。
- 沸騰したら弱火にし、タケノコに竹串がすっと刺さるまで茹でる。
- タケノコが柔らかくなったら火を止めそのまま冷めるまで置く。
□タケノコ姫皮の梅肉和え
姫皮は外皮を剥いた内側の柔らかい部分です。水煮で販売されているものは姫皮が取り除かれているので、自分でアク抜きをしないとなかなか出会えない貴重な味わいです。
【作り方】
産毛のある皮数枚ずつ、根元の方から硬く感じるところまで刻んでいきます。
酒・醤油少々でのばした梅肉で崩さないようにさっと和えます。
わさび醤油やおかか醤油でも美味しくいただけます。
「ウド・コゴミ」
ウド、コゴミはアク抜き不要なので比較的下処理が簡単です。
「ウド」
厚めに皮を剥いて、酢水にさらします。白く柔らかい部分は短冊切りにして酢味噌で、皮はきんぴらにすると美味しくいただけます。
「コゴミ」
根元の硬い部分を折って取り、くるんとした部分のゴミをぽんぽんと叩いて落とす。
鍋に湯を沸かし、沸騰したら塩をひとつまみ入れてコゴミを1分ほど茹でる。
さっと水にさらして水気をぎゅっと絞ります。
おひたしや和え物で美味しくいただけます。
春の味覚、山菜。いっときしか味わえない香りをどうぞ楽しんでくださいね。