屋上テラスで子供と楽しむ夏休み

屋上スペース活用

今年も、楽しいイベントが盛りだくさんな夏休み。今年はどこに旅行しようか、どのイベントに参加しようか、と考えている方は多いはず。ただ今年はコロナの影響もあり、せっかくの計画が実現できない可能性があります。

そんなときは、自宅の屋上テラスを使って、子どもと楽しい夏休みを過ごしましょう。今回は「屋上テラスで子どもと楽しむ夏休み」と題して、朝から夜まで楽しめる、とっておきのアイデアをご紹介します。

1.屋上テラスで子どもと楽しむ夏休み 朝編

夏休みに突入すると、何かと不規則な生活になりがちです。屋上テラスは、そんなダラダラを解消するのにぴったりな場所といえます。夏休みの朝は、屋上テラスで体を動かし、さわやかに1日を始めましょう。

・ラジオ体操で健康的に

夏休みの朝といえば、ラジオ体操が定番です。例年通りなら公園や広場に集まって行いますが、今年コロナの影響もあり開催されるかわかりません。そこで、屋上テラスを利用してラジオ体操を行いましょう。

ラジオ体操は、できるだけラジオを利用して行ってください。地域ごとにも異なりますが、基本的に6:25-6:35頃からラジオが始まります。ラジオなら、毎朝決まった時間に起きるので、生活リズムが整いやすいです。

ただ、「続けられるか心配……」な方はスマホアプリを利用しましょう。「毎朝体操」と呼ばれるアプリなら、スタンプカードや採点、消費カロリーの計算など、簡単に続けられる工夫が満載です。

毎朝体操(iOS版)

毎朝体操(Android版)

屋上テラスで朝日を浴びながら行うラジオ体操は気持ちいいものです。もちろん気分だけではなく、太陽光を浴びることは健康にもいいといわれています。ぜひラジオ体操を日課にして、子どもと健康的な夏休みを過ごしましょう。

・家庭菜園で規則正しく

家庭菜園は夏休みを丸ごと使って楽しめる趣味のひとつです。花を植えれば屋上テラスが華やかになり、野菜を植えれば収穫して食べられます。

ただし、屋上テラスで家庭菜園を行う場合、注意しなければいけないのは周りの環境です。庭やバルコニーに比べて、屋上テラスは「直射日光が強い」「雨に濡れやすい」「風が通りやすい」と環境が悪いです。

そこで、直射日光や雨対策にシェードを用意したり、風で倒れないように背の高い植物はくくり付けたりと工夫しなければいけません。また夏は、特に水が乾きやすいので、1日2回程度の水やりも必要です。

このように屋上テラスの家庭菜園は毎日のお世話が大切です。毎日きちんとお世話すると聞くと面倒なイメージがありますが、生活リズムを整えられる絶好の機会ともいえます。

屋上テラスで家庭菜園を行うなら、写真に残したり、夏休みの自由研究にしたりと記録に残しておきましょう。特に写真を残す際は、青空をバックに撮影するのがおすすめです。こうした撮り方ができるのも屋上テラスの醍醐味です。

2.屋上テラスで子どもと楽しむ夏休み 昼編

夏休みのお昼は「動いて食べて楽しんで」が目的です。夏の風物詩を屋上テラスで楽しみましょう。

・ビニールプールで夏を満喫

今年はコロナの影響もあり、プールの利用が厳しい状況です。そこで屋上テラスにビニールプールを設置し、夏を満喫しましょう。

ビニールプールは、5,000〜1万円程度で購入できます。屋上テラスの広さに合わせて適切なサイズを購入してください。

ただし屋上テラスでは、積載重量が決められているので、ビニールプールの重さに耐えられるか確認しておきましょう。特にサイズの大きいビニールプールに水を入れると、予想以上の重さになります。あらかじめ確認した上で適切なサイズを購入してください。

また、屋上テラスでプール遊びをする場合、周りの環境が大切です。主に気をつけるのは「地面」と「屋根」です。

ビニールプールの形状によっては、地面の硬さが直接伝わる場合があります。この状態で子どもがはしゃいでしまうと、怪我をするかもしれません。そこで、あらかじめ人工芝やプールマットを敷いて衝撃が伝わらないように工夫しましょう。

続いて、真夏の場合は直射日光によって「熱中症」になったり、「プールの水温が上昇」したりします。こうした事態を防ぐためにも、できるだけ日陰になる場所にプールを設置してください。すでに屋上テラスに屋根があるならその下に、ない場合はシェードを用意して日陰を作りましょう。

ビニールプールの環境が整ったら、スーパーボールやジョウロ、水鉄砲など、楽しめるアイテムを用意して、夏を存分に味わってください。

・スイカ割りで思い出作り

スイカ割りも夏の定番イベントです。用意するのはスイカと木の棒、目隠し(タオルでも可)のみ。本来、ビーチで行うイベントですが、屋上テラスでも十分開催できます。ただし、スイカの下にはシートを敷いて、割った後の果汁が飛び散らないように注意しましょう。

ちなみにスイカ割りには「日本すいか割り推進協会」が定めた公式ルールが存在します。ただ、スイカ割りをするよりも、ルールに沿ってやってみると楽しいのでおすすめです。

【点数表】

状況 点数
空振り 0点
すいかに当たった 1点
すいかにひび割れができた 2~4点(ひび割れの程度による)
すいかの赤い果肉が見えた 5~10点

このほかにも、さまざまなルールがあるので、ぜひ日本すいか割り推進協会が作成したルール表をご覧ください。

すいか割ルール 日本すいか割り推進協会版(PDF版)

・楽しく食べる流しそうめん

夏のお昼ごはんといえば「そうめん」が定番です。せっかくそうめんをお昼に出すならそのままではなく、「流しそうめん」を用意して屋上テラスで味わいましょう。普通のそうめんも屋上テラスで味わうと、より一層おいしく感じられます。

一般的に流しそうめんは、「竹」を組み立てて流します。ただし、用意できない場合はホームセンターで手に入りやすい「雨どい」で代用可能です。また屋上テラスにスペースが少ない場合は、卓上サイズの「流しそうめん機」を利用してください。

【道具別のメリット・デメリット】

  メリット デメリット
本格的に楽しめる 夏を感じられる 片付けが面倒 スペースが必要
雨どい 比較的安い 手に入りやすい 風情がない スペースが必要
流しそうめん機 狭いスペースでもできる 子どもが喜ぶ 価格が高い 組み立てが面倒

上記に道具別のメリット・デメリットをまとめてみました。メリット・デメリットを比較しながら、最適な道具を手に入れましょう。

何かと悩みがちな夏休みのお昼ご飯も、屋上テラスを利用して新鮮な気分で楽しんでください。

3.屋上テラスで子どもと楽しむ夏休み 夜編

朝と昼に比べて、夜はリラックスして楽しめるイベントがおすすめです。近隣の方にも配慮して、静かに楽しめるイベントを行いましょう。

・我が家だけのお祭りを開催

夏の定番イベントであるお祭りも、今年は自粛の可能性が高いです。子どもにとってお祭りは、思い出に残る楽しいイベントです。そこでお祭りに行けない代わりに、自宅の屋上テラスをお祭り会場にしましょう。

屋上テラスでお祭りを行う場合、まず用意するのは「お祭りセット」です。

検索サイトで”お祭りセット”と調べると、お祭りの定番である「金魚すくい」「スーパーボールすくい」「ヨーヨー釣り」「輪投げ」「射的」などがセットになったグッズが出てきます。こちらを用意すれば、お祭りと同じゲームや遊びを楽しめます。

次に「かき氷」「りんご飴」「フランクフルト」など、お祭りの食べ物を用意しましょう。こちらも通販などで売っていたり、自宅で用意できたりするので、事前に準備しておいてください。

最後に浴衣に着替えれば準備完了です。浴衣を着るだけでお祭りに参加しているような気分が味わえます。準備が整ったら、夕方頃から我が家だけの「屋上テラス祭り」を開催しましょう。

・夏の夜空と映画鑑賞

夏の夜はゆったりとした映画鑑賞がおすすめです。スマホやタブレットを持ち出して映画を見るのもいいですが、どうせなら大画面で楽しめるプロジェクターを用意しましょう。

現在、コロナの影響で映画館にも行きづらい状況です。そんなときは、屋上テラスで鑑賞会を開いてください。

映画鑑賞で用意するのは、「プロジェクター」と「投影する場所」だけ。この2つの選び方は、前回掲載した記事で詳しく解説しています。

「屋上テラスで楽しむプライベートシネマ空間」

夏の夜空の下で楽しむ映画は格別です。ぜひプロジェクターと投影場所を用意して、映画を楽しみましょう。

・星空のそばで天体観測

夏の夜空といえば、満点の星空です。屋上テラスから空を見上げるだけで、肉眼でもいくつかの星座が見えます。より詳しく星を見たいなら、「望遠鏡」を用意して天体観測を行いましょう。屋上テラスならだれにも邪魔されずに天体観測ができます。

ただし、望遠鏡を用意すると聞くと、予算が気になりますよね。望遠鏡は一見高いように思えますが、安いものであれば1万円程度で購入できます。

あとは、手元に星座を確認できるアプリや本を用意して、じっくり天体観測を楽しみましょう。夏休みの自由研究にもなるのでおすすめです。

まとめ

屋上テラスで子どもと夏休みを楽しむなら、本記事のアイデアを試してください。今年はあまり外に出られる機会が少なくなりそうだからこそ、屋上テラスを利用して思う存分楽しみましょう。時間帯に適した楽しみ方を見つけて、暑い夏を乗り切ってください。

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