「大型テレビ」はどこに設置する?レイアウト案とテレビ周りのインテリア術
魅力的な動画配信サービス、ライブ配信などの普及によって、自宅でもさまざまな作品を気軽に楽しめる時代になりました。それに伴い、「最近、テレビはあまり観なくなっていた」というご家庭でもやはり「大画面で楽しめるテレビ」のよさを再確認されているかもしれません。今回は、部屋のなかでも大きな面積を占める「大型テレビ」のレイアウト案や、テレビ周りのインテリアコーディネートのポイントをご紹介します。
大型テレビのサイズ感は?
大型テレビのサイズの目安として、50V型以上のテレビの幅と高さをご紹介します。
50V型テレビのサイズ:(幅)110.7 cm×(高さ)62.3 cm
65V型テレビのサイズ:(幅)143.9 cm×(高さ)80.9 cm
75V型テレビのサイズ:(幅)166 cm×(高さ)93.4 cm
大型テレビは、実際に部屋に置いてみると想像以上に存在感があるもの。インチの数字だけで実際の幅や高さをイメージできない場合は、上記のサイズ感を目安にしてみてくださいね。
どこに置くのがよい?「大型テレビ」のレイアウト例
大型テレビを購入する時、改めてテレビのレイアウトを検討する方は多いのではないでしょうか。ここでは、大型テレビのレイアウト案をご紹介します。
大型テレビを壁側にレイアウト
大型テレビを設置する時、気になるポイントのひとつが「配線」ではないでしょうか。テレビボードなどの上にテレビを置き、壁付けにすれば配線が隠しやすくすっきりとしたテレビ周りに。また、大きな面積を占める大型テレビやテレビボードを壁側に寄せることで、床面が多く見え空間を広々と感じさせます。地震対策として、転倒防止グッズなどを使用するのもおすすめです。
大型テレビを窓の前にレイアウト
大型テレビを窓の前にレイアウトすることで、デッドスペースになりがちな空間を有効活用できます。また、テレビの奥側に窓があるレイアウトの場合、目線の先に外の景色が広がるため開放感をもたらします。
ですが、窓からの光が降り注ぎ眩しく感じたり、テレビ画面が見づらく感じられたりすることも…。また、直射日光が当たることや結露によってテレビにトラブルが起こる可能性もあるため、窓のすぐ近くに配置するのはおすすめできません。
写真のように直射日光が当たらないことに配慮し、温度が極端に高すぎたり低すぎたりする場所には置かないこと、湿度の高い場所は避けましょう。
大型テレビを間仕切りにしたレイアウト
部屋の広さに余裕がある場合は、大型テレビを間仕切りとしてレイアウトする方法もあります。背が高すぎない間仕切りテレビボードであれば、部屋を仕切っても圧迫感が軽減され部屋の開放感を損ないません。
間仕切りとしてテレビを設置する場合は、バックパネルが付いた間仕切りテレビボードを選ぶと配線もすっきりと収納できテレビの裏側も美しく仕上がります。ただしテレビや家具を壁などに固定することができないため、転倒防止対策はしっかりと行いましょう。
すっきりとシンプルに。テレビ周りのインテリア術
テレビ周りはモノを減らしすっきりさせる
大型テレビそのものに存在感があるため、テレビ周りにモノを置き過ぎると雑然とした印象になります。テレビ周辺にはモノを極力置かず、すっきりとさせておくのがおすすめです。テレビの周りは、静電気などによりホコリが溜まりやすくなっています。
モノが置かれていると、掃除がしづらくなるだけでなく、置いているモノにもホコリや汚れが付いてしまうことも…。モノを減らしてハンディモップなどでささっと掃除しやすくしておけば、きれいな状態を保ちやすくなります。
色や素材感を揃える
テレビ周りのインテリアを整った印象にするなら、家具や小物の素材感、色に統一感を持たせると◎
注目すべきは、家具の樹種や色合い、艶感やマット感など家具の素材。飾る小物や収納アイテムも、テレビボードの素材感に合うモノを選ぶのがおすすめです。また、色を多用せず数を絞ることで洗練されたインテリアに仕上げることができます。
植物を添えて「ディスプレイ」をおしゃれに
無機質にも思える家電周りは、目にも優しい観葉植物などを添えるとおしゃれなディスプレイに。好みの葉の形や育てやすさ、周りのインテリアと調和するかなどを考慮して品種を選んでみましょう。
モンステラやパキラなど葉の形に特徴のある植物は、ひとつ置くだけでもテレビ周りの印象を変えてくれますよ。テレビのサイズや高さなどに合わせ、画面を観るのに違和感のないサイズを選んでみてください。
「ライフスタイル」に合った大型テレビの配置を見つけよう
大型テレビのレイアウトでポイントになるのは、ライフスタイルに合った配置であること、部屋に圧迫感を与えないこと、画面が観やすいことです。部屋のなかで存在感のあるテレビの配置を見直せば、空間をより有効に使えるようになることでしょう。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。