床暖房にして後悔した理由5つ|後悔しないための導入方法も紹介

コラム

足元から部屋全体を暖めてくれる床暖房は「つけて良かった」という人がいる一方で、「床暖房を使うのをやめた」「つけなければ良かった」と後悔している様子を、ブログで発信している人も少なくありません。

後悔した人の理由で多いのが、光熱費の高さやメンテナンスの手間などです。しかし、導入方法によっては後悔なく床暖房の恩恵を受けられます。

そこで今回は、床暖房を導入して後悔した人の理由や、後悔しないための導入方法を紹介します!

床暖房を導入して後悔した人の理由5つ

床暖房を導入して後悔した人の理由は以下の5つです。

・光熱費が高くなる
・メンテナンスが面倒
・すぐに暖まらない
・冬しか使用しない
・室内が乾燥する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.光熱費が高くなる
床暖房の種類にもよりますが、床暖房を導入することで光熱費が高くなります。床暖房には、「温水式」と「電気式」の2種類があり、光熱費に関しては温水式の方が比較的安い傾向です。

しかし、導入コストは温水式の方が高いといったデメリットがあります。いずれにしても、床暖房はエアコンに比べて光熱費が高くなるため注意が必要です。

また、床暖房の使い方によっても電気代が変わってきます。電源を入れた際に最もエネルギーを消費するため、電源のオン・オフが多いとその分、光熱費もかかってしまいます。

少しでも光熱費を抑えるなら、必要な時間内はつけっぱなしにしておくのがおすすめです。

2.メンテナンスが面倒
床暖房を導入して後悔している人の理由にあるのが、メンテナンスが面倒という点です。特に温水式の床暖房は、2~3年に一度メンテナンスが必要となります。

温水式の場合、床仕上げ材の下層に温水パネルを設けていて、内部に凍結やカビ防止のための不凍液が流れているからです。

この不凍液は2~3年に一度交換が必要で、大掛かりなメンテナンスになります。コストもおおよそ5万円かかるため、認識しておきましょう。

また、電気式の場合はこのようなメンテナンスは不要ですが、10~15年に1回は部品の修理や点検が必要です。

さらに「床暖房は使わないと壊れる」といった声もありますが、使わないだけで壊れるケースは少ないといえます。10~15年経っていた場合は、劣化による故障の可能性があるでしょう。

3.すぐに暖まらない
床暖房は電源を入れた後すぐに部屋が暖まらないデメリットがあります。特に温水式の場合は暖まるまで時間がかかり、ガスタイプで約1時間、電気タイプで約5時間かかるといわれています。

素早く部屋が暖まるエアコンに比べるとどうしても時間がかかるため、後悔する人が多いのでしょう。床暖房を使用する際は、タイマー予約をしておくなど、対策するのがおすすめです。

4.冬しか使用しない
床暖房は基本的に冬しか使用しません。導入コストやメンテナンスコストがかかる割には使用頻度が少ないため、設置しなければ良かったと後悔する声もあります。

冬場の足元の冷え対策は、導入コストが安くメンテナンスもほぼ不要なホットカーペットで代用するなどの方法もあるため、床暖房は良く考えて導入するようにしましょう。

5.室内が乾燥する
床暖房は風を送り込むエアコンと違い、床を暖めるため室内が乾燥するイメージがないかもしれません。しかし、実際のところ床暖房でも室内は乾燥します。

乾燥は相対湿度が低下することで起こりますが、床暖房をつけて室温が上がると飽和水蒸気量が増え、相対湿度が低下してしまうのです。

床暖房でも加湿器を使用するなど、乾燥対策は行っておくと良いでしょう。

床暖房で後悔しないための導入方法3つ

床暖房で後悔しないための導入方法には以下の3つがあります。

・初期費用が抑えられる種類を選ぶ
・ランニングコストを考えて種類を選ぶ
・使用する時期で判断する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.初期費用が抑えられる種類を選ぶ
床暖房で後悔しないためには、初期費用が抑えられる種類を選びましょう。温水式は温水パイプや熱源機が必要なため初期費用が高めです。

一方、電気式は構造が比較的単純なため、初期費用が抑えられます。また、電気式には「電熱式・ヒーター式・蓄熱式」とあり、蓄熱式は初期費用が高額になる傾向があるため、電熱式やヒーター式を選ぶのがおすすめです。

2.ランニングコストを考えて種類を選ぶ
毎月の光熱費は大きな負担になるため、ランニングコストを考えて選ぶというのも、後悔しないための方法のひとつです。ランニングコストが低い種類は温水式の床暖房になります。

初期費用はかかりますが、ランニングコストは電気式よりも安く抑えられるのが特徴です。一度お湯が温まれば、その後はそれほどパワーがいらないため、効率的に部屋を暖められるメリットがあります。

また、電源を切った後も余熱で暖かい時間が続くのも、光熱費が抑えられる理由です。

3.使用する時期で判断する
使用する時期が多いかどうかで判断するのも、後悔しないポイントのひとつです。

例えば比較的暖かい地域に住んでいる場合、床暖房の使用頻度が少なく、もったいないと感じるかもしれません。

反対に気温が15℃以下の時期が多い、比較的寒い地域に住んでいる場合は、床暖房を使う時期も必然的に多くなります。

床暖房の使用頻度が高ければ「導入して良かった」と思える場面が増えることでしょう。

床暖房で後悔しないためにも、コスト面や使用頻度を良く考えて導入しよう!

床暖房で後悔した理由で多いのが、初期費用や光熱費が高いなどのコスト面や、メンテナンスが面倒であること、またエアコンに比べて部屋が暖まるまで時間がかかるといった問題です。

中には、床暖房をつけるとゴキブリが発生しやすいといった噂もありますが、部屋が暖まると発生しやすくなるため、床暖房に限ったことではありません。

床暖房をいる・いらないで悩んでいる人は、ぜひ今回紹介した後悔しないための導入方法を参考に、コスト面や使用頻度を良く考えて、検討してみてはいかがでしょうか。

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