屋上でDIY!初心者におすすめのレシピと工具紹介
自分の暮らしに使うアイテムを自分の手で作る「DIY」
特に屋上を利用してのDIYは、広いスペースの確保が容易で、始めやすいと言えるでしょう。屋上にアトリエのようなスペースを設けてみると、汚れも気にならず創作意欲もわきますよ。
しかしチャレンジしてみたいものの、まだDIYを実行できていないという人も多いと思います。 何をどのように作るのか、しっかりと考えて決めてから動き出したいですよね。
しっかり考えて図面を作ってから制作するのも手ですが、DIY初心者であればどのレベルのものが作れるかイメージもしにくいと思うので、まずは何がどのくらいの難易度なのか、自分はどこまで作れるのか、実際に作ってみてから決めても良いと思います。
今回はそんなDIY初心者の方におすすめのDIYレシピと、DIYを始めるにあたって揃えておくと便利な工具を紹介します。
レシピの方は100円均一で材料を揃えることができるものばかりなので、難しく考えることもなく手軽に始めることができますよ!
すのこで作るスパイスラック
100円均一には木製のすのこがいくつかの大きさのパターンで売られています。すのこは綺麗にカット
されていて長さも均一、表面に凹凸がなく色も塗りやすいので、DIY初心者にうってつけの素材です。
すのこで作るスパイスラックは、お好みの大きさのものを購入し、ラックの形になるように縦と横とで組み合わせ「H」のような形にし、ネジや釘、グルーガンで固定します。
スパイスを置く部分に必要に応じてトレーを置けば完成です。
スパイスくらいであればいくつか置いても軽いので、しっかりと留める必要はあまりなく、グルーガンや接着剤を使って貼り合わせて固定するだけでも十分なのでDIY初心者でも簡単に作ることができますよ。
作業時間もあまりかからず完成できるところも初心者におすすめのポイントです。
トレーの柄選びで遊んでみたり、色を塗り替えたりすることで、元のすのこ感が薄れおしゃれに見せられます。
前述のように貼り合わせるだけで簡単に完成させることもできますが、塗料で木製のすのこを塗ることで防水性を持たせるというアレンジも良いでしょう。
すのこはスパイスラックの他にも、プランターを置く台や、スリッパ入れ、トイレの棚なども作れます。ナチュラルな雰囲気やカントリー風がお好みなら、いくつも作ることでお家に統一感もでますね。
アイアン棚受けで壁面収納
100円均一に売っているアイアン棚受けを、ネジで壁に留めて壁にラックを取り付けることで簡単に壁面収納を実現することができます。
奥行きが10cm強ありますので、文庫本などを置くのに最適です。棚部分は木製でできているものがあり、何も飾らなくてもアンティークな雰囲気を演出してくれます。
オブジェや小さな造花などの小物を置いたり、くっつけたりとアレンジして飾るのも良いですね。
壁に取り付ける際は柱が通っているポイントにネジを取り付けることで、ネジが抜けにくくなります。「コンコン」と壁を叩いて音を聞きながらポイントを探って設置すると、より耐久度が高く使いやすいラックになります。
よりおしゃれにするためには、棚受け部分が隠れるように加工すると良いでしょう。ほんの一手間で高級感がでますよ。
紙管を骨組みにしたキャットタワー
ダンボール素材でできた、収納ラックを自作するための紙管を利用したキャットタワーです。
紙管を繋ぎ合わせるジョイントもありますので、工具なしで骨組みを作ることができます。タワーの骨組みができたら、布や板などで猫ちゃんがくつろげるスペースを取り付けてあげます。
猫ちゃんが落ちてしまわないように、台になる部分はしっかりと丈夫に取り付けてあげましょう。
揃えておきたい工具
作るものによって必要なものは変わってきますが、最初にある程度工具を揃えておくことで色んな物作りに手を出しやすくもなります。
DIYを趣味にしていく上で大活躍間違いなしの、特に汎用性が高い工具を紹介します。
・金槌、ハンマー
釘を打つという意味ではどちらも同じものですが、材料によって使い分ける必要がありますのでどちらもあると幅が広がります。
どちらも100円均一でも手に入りますので、特にこだわりがないのであれば安価に手に入ります。「エイジング」という、わざと素材に傷を付け、味のある見た目に加工する技法を使う際にも使用します。
・のこぎり
こちらも100円均一でも手に入るものです。説明するまでもなく材料を切るためのものですね。
のこぎりは”アソビ”という木との隙間を作る構造の関係やグリップの握りやすさにこだわると、切りやすさが段違いなので少し高いものを買ってみるのも良いでしょう。
今はホームセンターである程度木材を加工してから持ち帰ることができるので、細かい作業以外では使わなくても良い場合もあります。
・グルーガン
金属の接着には向かないものの、あると便利な接着の工具です。軽い木材同士であれば接触面を広くすることでしっかりくっつけることができます。
本体は100円均一に置いてあるところもあるものの、300円〜500円で販売していますが、中身のグルースティックは100円で手に入ります。
グルーガンは熱で溶かしたグルーによって接着させるため、小さな子どもだけで使うには危ないですが、ある程度大きな子どもなら親がそばでフォローすることで使用できるので、子どもと工作をするときに適しています。
・電動ドライバー、電動ドリル、電動丸ノコなど
これから始めるという方にとっては少し高価に感じてしまうかもしれませんが、電動工具があると作業を格段に楽にしてくれます。
もちろん手作業でも作ることはできますが、より正確により簡単によりスピーディーに作業をすることができるので、余裕があればぜひ揃えておきたい工具です。特に電動ドライバーは、ネジ穴がまっすぐにあけられ、手作業よりも綺麗に仕上がるので、DIY初心者の人は積極的に揃えておきたいアイテムです。
逆に「電動工具だけあればOK!」というわけでもなく、手動のものでないと上手く作業しづらい細かなシーンもあります。
まずは簡単なことから屋上アトリエでDIYにチャレンジ!
色々と紹介しましたが、今あるものの部品を取り替えたり、ちょっと便利になるようにアレンジをしたりすることも立派なDIYです。
今は安価な家具はほとんど組み立て式で売られており、自分で組み立てる事が多いですよね。そんなときに室内だと木くずが気になったり、色の塗り替えがしたくても、部屋が汚れるからと好みの色でなくても妥協してしまったりするのですが、屋上をアトリエのように使えば、組み立ても家具のアレンジも思う存分できます。
組み立てや色の塗り替えなどからでも、思い立ったこと、できそうなことから始めてみて段々とステップアップし、難しいものや、おしゃれなものを作っていくのがDIYの醍醐味です。
まずは簡単なものから、自分の手で楽しく作ってみてはいかがでしょうか?