豊かな日常をここから。心地よい「バスルームインテリア」はどうつくる？

心と体を癒す場所、バスルーム。最近の住宅事情では、どうしても狭くなりがちですが、できるだけリラックスできる空間にしたいですね。今回は、バスルームの清潔を保つコツ、そしてご家庭でもできる「リゾートホテルのようなバスルーム」をつくるアイデアをご紹介します。

こだわりの「バスルーム」で癒やしのひとときを

癒し、そしてくつろぎの場として日本の住まいに欠かせないのがバスルーム。多くが浴槽を備え、体をきれいにするだけではなく、ほっとリラックスして過ごす場として定着しています。

ベーシックな機能にくわえ、最近では自宅のバスルームにジャグジーやテレビを付けたり、半身浴しやすい浴槽を設置したりなど、機能にこだわる方も。自宅のバスルームが心地良い空間になれば、豊かな日常を実感できるはずです。

バスルームの清潔を保つコツは？

心地よいバスルームをつくるなら、心がけたいのが「清潔感」。とはいえ、家族が毎日使うため汚れやすく、湿気も多いためカビなども気になる場所。どうすれば、キレイを保つことができるのでしょうか。

掃除しやすい「収納」に

清潔感を保つためには、こまめな掃除しやすい環境をつくることが近道。具体的には、「バスグッズを置かない」収納を取り入れてみてはいかがでしょう。

たとえば、シャンプーやボディソープのボトルはハンギング収納すると底面のぬめりなども付きにくく一石二鳥。掃除しやすくなるだけでなく、見た目もスマート。床や棚が広く使えるので、インテリアとしてもすっきりとした印象を与えます。

換気で「湿気」をこもらせない

バスルームにこもりがちな「湿気」を上手に逃がすことも、清潔を保つ鍵。適切な換気は、バスルームに欠かせないポイントです。

バスルームに窓があれば、いつでも換気ができて便利。でも住宅事情によっては窓が小さい、あるいはつくれない場合もあるでしょう。そんなときには、「換気扇」が有効です。換気扇を使えば、カビの発生を抑えることができます。最近では、バスルームの換気だけでなく暖房や乾燥などが行える「浴室換気暖房乾燥機」もあります。天井に埋め込むタイプが一般的なので、リフォームや新築時に検討してみてはいがでしょうか。

「リゾートホテル」のようなバスルームをつくるアイデア集

開放感溢れる、リゾートホテルのようなバスルーム。何気ないお風呂の時間を、スペシャルなひとときにしてくれますね。自宅でも、そんな気分が味わえたなら…きっと心も体もほぐれていくはず。ここでは、リゾートホテルのようなバスルームインテリアをつくるヒントをご紹介します。

非日常的な雰囲気を高める「開放感」

リゾートホテルのようなバスルームをつくるなら、「開放感」を意識したいもの。屋内で実現するなら、洗面所とバスルームを壁で仕切らずガラス張りで仕上げたり、テラスや小さな庭に繋げて屋外の景色を楽しめる設計にしたり…アイデア次第で、自宅でも開放感は生み出せます。

バスルームに大きな開口部を設ける場合は、ウッドフェンスで目隠しをする、坪庭に面した間取りにするなどプライバシーを確保する工夫が必要です。

自宅をリラクゼーションサロンにしてくれる「ジャグジー」

まるでリラクゼーションサロンのような心地よさを自宅でも楽しめたなら…そんな願いを叶えてくれるのが、「ジャグジー」。きめ細かい泡に包まれてゆったりと浴槽に身をゆだねれば、１日の疲れも忘れてしまいそうですね。

体に優しく潤いを届ける「ミストサウナ」

ミストサウナとは、湿式サウナの一種で低めの温度で楽しめるのが魅力です。乾いた熱気が充満する空間で汗をかくドライサウナに比べると体への負担が少なく、髪や肌にも優しいと言われているそう。低温・高湿度なので体を芯から温め、潤いで満たしてくれます。

目にも優しい「インテリアグリーン」

居室と同様に、バスルームでも癒し効果を期待できるのが「インテリアグリーン」。目にも優しいグリーンが、リラックスタイムを演出してくれます。「アジアンタム」「ポトス」など高温多湿を好む品種がおすすめ。窓辺やバスルームの棚などに散りばめてみてはいかがでしょうか。

心癒される、こだわりのバスルームへ

くつろぎの空間として、居室と同様にこだわりたいバスルーム。小さなお子さんや高齢者がいるご家庭では、おしゃれさだけでなく滑りにくい素材や、段差、浴室暖房など「安全面」にも十分に配慮してバスルームインテリアをつくりたいですね。あなたもぜひ、リゾートホテルのように心癒されるバスルームをめざして、インテリアを少しだけ見直してみませんか。