自宅の屋上にグリーンを!人工芝は自分で張れる?人工芝のメリットとデメリットとは
リラックスするためのプライベート空間は、心が安らぐ環境にしておきたいものです。自宅の屋上テラスが芝生になっているのは、気持ちが良いものでしょう。
「もしかして、芝を張るのは趣味のDIYでできる?」と考えている方もいるかもしれません。
芝生には天然芝と人工芝がありますが、人工芝なら手入れも簡単そうなイメージです。天然芝と人工芝には、どれくらいの違いがあるのでしょうか。
今回は天然芝より人工芝を選ぶメリットとデメリット、人工芝をDIYする方法についてお伝えします。
人工芝のメリット
天然芝より人工芝を選ぶメリットは、次の通りです。
手入れがラク
天然芝は、定期的に水やりや芝刈りなどの手入れが必要です。また、害虫や雑草の心配もあるでしょう。
人工芝には、上記のような手入れは不要です。
ただ、踏んでいるうちに芝が倒れてしまうことがあるので、デッキブラシでブラッシングするようにしましょう。ゴミやほこりがたまると水はけが悪い原因になるので、掃除機をかけることも必要です。
とはいえ、人工芝は天然芝よりずっと手入れがラクでしょう。そのため、ランニングコストもほとんどかかりません。
一年中枯れない
天然芝は季節によって枯れてしまう期間がありますが、人工芝は一年中緑を楽しめます。
枯れて茶色になってしまうと景観を損ない、寂しい雰囲気になってしまいますが、人工芝なら心配はいりません。
丈夫
天然芝は人工芝に比べるとデリケートなため、人が良く歩くところはだんだん芝が生えなくなることがあります。
人工芝は耐久性が良いのが特徴で、一般的に7年から10年、高材質のものは10年以上持つでしょう。
人工芝のデメリット
次に、天然芝に比べて人工芝が劣る点を見ていきましょう。
熱に弱い
人工芝は熱に弱いというのがデメリットになります。
屋上テラスでは家族や仲間と花火やバーベキューを楽しむ機会も持ちたいですよね。しかし人工芝はプラスチック素材のため、火気には十分注意しなくてはなりません。
防炎機能が付いた人工芝もあるので、購入を検討すると良いでしょう。
また、人工芝は天然芝と違い水分の蒸散作用がないため、日差しが強い夏は天然芝が敷かれた場所よりも暑いと感じるでしょう。
初期費用がかかる
人工芝はランニングコストにおいてはリーズナブルなのですが、初期費用が高くなりがちです。
予算に合う人工芝を購入するべきですが、安価なものは傷みが早いということもあるため、高材質のものを選ぶのがおすすめといえます。
ポリエチレン製はリアルな芝生に近いですが、コストもかかってしまうでしょう。ポリプロピレン製はリアルさではポリエチレン製に劣りますが、価格はリーズナブルです。
季節感がない
一年中枯れないのが、人工芝の良いところです。しかし逆に、一年中景観が変わらないので季節感がないというデメリットがあります。
冬場は枯れてしまっても、やっぱり季節感を味わいたいという方は、人工芝は味気ないと感じてしまうもしれません。
屋上テラスの人工芝をDIY
屋上テラスに人工芝をDIYする方法を説明します。
業者に頼まずDIYするメリットは、なんといってもコストが抑えられる点でしょう。しかしその反面、手間がかかってしまうというデメリットもあります。
人工芝を敷く場所は砂利や障害物を取り除く必要がありますが、土の地面の庭とは違い、多くの屋上はコンクリート床のため比較的、人工芝が敷きやすいでしょう。DIYが得意という方は、挑戦してみる価値がありそうです。
用意するもの
人工芝を屋上テラスにDIYするための道具は、次の通りです。
人工芝、カッター、はさみ、定規、メジャー、ガムテープ、ジョイントシート&専用の接着剤。
土の上に敷く場合は、土をならした後に山砂を使うのですが、コンクリート床である屋上テラスには必要ないでしょう。
掃除をする
人工芝を敷く場所を掃除しましょう。ゴミや石などがあると、きれいに接着できなくなってしまいます。
また凸凹があると、人工芝を張ったときに長さが合わず、すき間ができてしまう原因にもなるでしょう。
仮敷きする
土の場合は人工芝の下に防草シートを敷くのですが、コンクリートの場合は直接人工芝を敷くことになります。
敷く場所の形に合わせて、人工芝をカットしていきましょう。寸法を間違えないようにいったん折り返してカットしたり、チョークで印を付けてからカットしたりすると良いでしょう。
人工芝を敷き貼り合わせる
人工芝を敷いていき、人工芝同士を貼り合わせるところにはジョイントシートと専用の接着剤を使います。
人工芝に接着剤が付かないよう、貼り合わせる片側の人工芝にガムテープを使い養生します。
人工芝同士の間にジョイントシートを置き、専用の接着剤を塗りましょう。
ガムテープで養生したほうの人工芝を先に、次にもう片方の人工芝をジョイントシートにかぶせて接着します。
養生したガムテープをはがせば、人工芝がつながるでしょう。
人工芝を敷き終わったら、最後にデッキブラシで人工芝をならします。
屋上テラスに人工芝を敷こう
自宅に屋上テラスがあるのなら、スペース活用してリラックスできる緑がある空間にしたいものです。
人工芝は天然芝に比べて手入れがラクで、ランニングコストもほとんどかかりません。
熱に弱いというデメリットがありますが、防炎機能付きの人工芝もあるので購入を検討すると良いでしょう。
人工芝を張るDIYをすれば、手間はかかりますがコストは抑えられます。
屋上テラスはコンクリートの床のことが多く、土の上に人工芝を敷くよりも簡単にDIYができますので挑戦してみましょう。
屋上テラスが人工芝なら、ゴルフの練習をしたりドッグランを楽しんだりもできますよ。