暮らしを豊かに彩る屋外テラス。「アウトドアリビング」の魅力とは？

住空間の延長に広いバルコニーや屋上庭園などの屋外テラス「アウトドアリビング」があれば、ホームパーティ、家族の憩いの場、子どもの遊び場などフレキシブルな使い方ができます。今回は、アウトドアリビングのメリットや活用法をご紹介します。屋外テラスが荷物置きや洗濯物を干すだけの場所になっている…という方は、その使い方を少しだけ見直してみると、暮らしの夢が広がるかもしれません。

アウトドアリビングとは

「アウトドアリビング」とは、屋内と緩やかに繋がる外にひらかれたスペースのこと。広々としたバルコニーや屋上テラスなどを「第2のリビング」として使う住まいのアイデアです。家族団らんを過ごしたり、お子さんの遊び場にしたり、ひとりで読書を楽しむ書斎変わりにしたり…多彩な使い方ができます。

開放感溢れるアウトドアリビングは、日常のなかで「非日常」を感じられる貴重なスペース。大切なゲストをおもてなしする場としても活躍してくれることでしょう。

アウトドアリビングはどこにつくる？

広いバルコニーを有効活用できたら、住空間がより豊かなものに変わりそうですね。一戸建ての屋上テラスのほか、下の階の屋根を使った屋外テラスは「ルーフバルコニー」と呼ばれ、アウトドアリビングに最適なスペースです。

アウトドアリビングはもちろん屋根付きのベランダにつくることもできるのですが、今回は空を見上げながら開放的に過ごせるバルコニーや屋上テラスをフォーカスしてご紹介します。

アウトドアリビングのメリットは？

アウトドアリビングの大きなメリットは、自宅にいながら、リゾートで過ごすひとときのような非日常を感じられること。室内で使っても良いほどの上質感のある家具をバルコニーに据えれば、屋内外のインテリアが融合しより豊かな住空間に仕上がります。

たとえば、アジアンリゾートを思わせるラタンやウォーターヒヤシンス素材のソファや肌触りの良い鮮やかなラグをプラスすれば、おもてなしの席にも対応できるラグジュアリーなスペースに。日々の暮らしのなかでも休日の朝食やブランチ、ホームパーティなど屋外で食事をすることで、屋内にはない楽しさと開放感を味わえます。そんなひとときが、日常の疲れを癒し、明日への活力をもたらしてくれることでしょう。

アウトドアリビングの活用術

ホームパーティの場に

青空の下でパーティーがしたい、というご家族にぴったりのアウトドアリビングのある住まい。床をウッドデッキにすれば、足元からも温かみのある優しい雰囲気を演出します。屋根がないため開放感たっぷりですが、夏には強い日差しが気になることも。そんな時には、オーニングを設置するなど日除け対策をすると良いでしょう。また、開放的な環境だけに気になるのが防犯性ですが、背丈ほどのフェンスを設ける、高さのあるグリーンで目隠しするなどで解決できる場合もあります。専門家と話し合いながら、住環境に合った対策をしておくと安心です。

子どもの遊び場として

アウトドアリビングにウッドデッキや芝生を敷けば、お子さんの遊び場としてもぴったり。外に遊びに行けない時にも、自宅にいながら公園で遊んでいるような開放感を味わえます。

アウトドアリビングは、家族の憩いの場や、お子さん思いきり遊べるスペースとして大活躍することでしょう。お子さんがケガをしたりバルコニーから落下したりすることがないよう、専門家と相談しながら安全対策を万全にしておくと良いですね。

ガーデニングを楽しむスペースに

緑や花に寄り添い、季節の変化を感じる暮らしは心を優しくほぐしてくれそう。アウトドアリビングはガーデニングを楽しむ場所としても最適なのではないでしょうか。暮らしに身近な場所で植物の成長を感じられるのは楽しいもの。野菜やハーブを育てるなど、目で楽しむだけでなく収穫も楽しめるガーデニングも素敵ですね。

大人のリラックススペースとして

アウトドアリビングは、子どもだけでなく大人にとってもどこかワクワクさせてくれるスペース。仕事から疲れて帰った夜も、夜空を見ながら食事やお酒が楽しめば、自宅にいながらリゾートを訪れているように心を開放できそう。休日も、のんびりとお昼寝や読書、趣味を楽しむなど、気ままに過ごせるリラックススペースとして活躍することでしょう。

「アウトドアリビング」で暮らしをもっと楽しもう

風を感じながら、昼は太陽の光を浴び、夜は星空を眺める…そんなライフスタイルが日常になれば、ONとOFFを上手に切り替えることができそうですね。室内のリビングでは感じられない開放感や爽快感は、アウトドアリビングならではの醍醐味です。豊かな日常をもたらす住まいのアイデア、あなたもぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。