屋上テラスを活用して憧れの芝生のあるおうちづくり!

屋上緑化

屋上テラスを「今よりももっと快適に過ごせる空間にしたい」と思い、芝生を敷くことを検討している方も多いのではないでしょうか。

しかし、どんな芝生を、どのように敷けば良いのか、どのくらいの費用がかかるのかなど、悩むことも多いですよね。そこで今回は、芝生を敷き、屋上緑化する際に知っておきたいランニングコストや芝生の種類などを詳しくご紹介いたします。

芝生を敷いて、屋上テラスのスペース活用をしたいと考えている方はぜひ、この記事を参考にしてみてください。

屋上テラスに芝生を敷くメリット・デメリット

屋上テラスに芝生を敷くにあたって、後悔することがないようにしっかりとメリット・デメリットを把握しておきましょう。

屋上テラスに芝生を敷くメリット

まず、屋上テラスに芝生を敷くことで、省エネ効果に期待できます。芝生を敷くことで屋根が覆われるため、夏は太陽の熱をやわらげ、冬は家から熱を逃しにくくなるのが特徴です。

エアコンなどの効き目が良くなることで、省エネで節電にもつながりますよね。

また、地球温暖化対策により、特に都心部では問題改善のため、屋上の緑化を進めています。

自治体によって対象条件は異なりますが、屋上緑化助成金制度が利用できるので、屋上に芝生を敷く際に利用してみてはいかがでしょうか。

屋上テラスに芝生を敷くデメリット

まず、建物によっては荷重要件が異なります。

そもそも、建設したときに屋上テラスに芝生を敷くことを想定して作っていないため、屋根が重さに耐えきれない恐れがあります。しっかりと確認してから芝生を敷きましょう。

また、排水口に土や落ち葉などが流れ込み、そこで種が育ってしまった場合、排水口が詰まってしまう恐れがあります。屋上は日差しが強いので芝生を管理するための水やりもかかせません。

芝の種類にもよりますが、日本芝の芝を敷いている場合、春や秋には晴れが3日続いたら1度水やりをする程度が望ましいとされています。夏は朝の暑さが厳しくなる前と夜に水やりをしましょう。冬の休眠期には水やりは必要ないようです。

西洋芝系を敷いている場合、目安としては日本芝の芝に比べると1.5倍程度多めに水やりをすることが推奨されています。

芝は水やりが必要なため、屋上テラスの水道動線をしっかりと確保するのが大切ですね。まずは屋上に水道がついているかの確認と、水道を設置できるのか確認が必要です。

芝生を敷く際のメリット・デメリットを把握したうえで、芝生を敷く際に一番気になるのが、どの芝生にしようかというところですよね。

芝生と一口に言っても、天然芝なのか人工芝なのか、仮に天然芝にしたとしても、日本芝なのか西洋芝にするのか悩む方も多いことでしょう。

以下の項目でそれぞれの特徴や費用について見ていきましょう。

人工芝

特徴

人工芝は、ポリエチレンやウレタンなどの合成樹脂で作られており、見た目は天然の芝生のように見えます。

表面にあるパイルは短いものから長いものまで種類が豊富にあり、パイルも、1種類のみの場合や3~4種類のカラーを混ぜて、より天然芝に近いようなものまで幅広くあるのが特徴です。

年間を通して、緑の景観を保つことができ、整備が不要で雑草処理や、肥料が必要ないため管理に手間がかかりません。

どこにでも施工できるので幅広い用途にも使いやすく、天然芝に比べて簡単に芝生を敷けるので、DIYの一環として人工芝を敷くことが可能です。

また、丈夫で長いものであると10年前後持つのも魅力の一つです。

注意点としては、人工芝は基本は火気厳禁なので、屋上テラスに芝生を敷いてBBQをしたい、夏は花火がしたいと考えている方は、防炎性のものにするか天然芝をおすすめします。

そして、夏は人工芝が熱くなりやすいので、子どもやペットを遊ばせたいような場合も注意が必要です。

費用

人工芝は天然芝に比べて、イニシャルコストやランニングコストは高い傾向にあります。ですが、導入してからの維持には費用が必要ないので経済的なのが特徴です。

費用のおおまかな目安は、人工芝の種類にもよりますが、1㎡あたり6,000円~10,000円程度が相場と言われています。

また、業者に施工を依頼する場合は、材料費の他に作業費が加わるため、1㎡あたり4,000円~5,000円程度が必要です。つまり、業者に依頼する場合は最低でも1㎡10,000円程度が必要になると考えられます。(令和2年現在)

天然芝

特徴

天然芝には大きく分けて日本芝と西洋芝がありますが、基本は日本の高温多湿の環境に強い日本芝を選ぶのがおすすめです。

しかし、住んでいる場所が寒い地域であれば、耐寒性や日照不足に耐えられる西洋芝が向いています。

天然芝は季節によって景観が変わるので、四季による景観を楽しめるのが魅力です。

四季の変化は楽しめますが、秋から冬にかけて枯れたような茶色に変色するため、景観が一時的には悪くなってしまいます。

また、天然芝は定期的な雑草処理や肥料をまいたり、芝を適度な長さに刈ったりと手を加える必要があります。

そのため、ガーデニングが好きな方や、自分で芝を綺麗に整えたいと考えている方におすすめです。

自分できちんと手入れすることで、屋上のスペースに愛着も湧いて、より魅力的な空間になりますよね。

屋上テラスに天然芝を施工する場合は、土の代わりとなる「保水マット」を使うのがおすすめです。保水マットはホームセンターなどで手軽に購入できます。

設置するときは排水ができるように、石やレンガなど接地面に挟んで少し浮かして使用するのがポイントです。そうすると、あとは芝生を上に置くだけで簡単に屋上テラスに芝生を敷くことが可能です。

ただ、保水マットを使用する際は、設置場所がしっかりと防水されていることが前提になるので、しっかりと屋上テラスの防水対策を確認してから保水マットを導入しましょう。

費用

天然芝は人工芝に比べて、イニシャルコストやランニングコストはかかりませんが、維持費用がかかります。

天然芝の種類にもよりますが、初期費用を安く抑えたい場合はDIYで天然芝を敷くと、1㎡1,500円~3,000円程度で施工することが可能です。

業者に依頼する場合は、材料費の他に作業コストがプラスされ、1㎡あたり、10,000円程度の費用がかかります。

できれば安く抑えられれば良いですが、作業の手間や芝生が完成したときの見た目にこだわりたい場合、施工後のアフターケアをしてもらいたい場合は業者に依頼するのをおすすめします。

まとめ

今回は屋上テラスに芝生を敷く際に気になる費用や、芝生の種類や特徴についてご紹介いたしました。

屋上テラススペースに芝生を敷いて緑化することで、おしゃれな空間演出以外にもメリットがたくさんありましたね。

景観も良くなり、BBQなどをして外でご飯を食べたり、ガーデニングをしたりして、さまざまな楽しみを増やすことができますよ。

天然芝の場合は、子どもが裸足で屋上へ出ても熱くありませんし、ごろんと横になっても公園のような公共の場よりも衛生的です。屋上なので人の目も気になりません。

身近に肌で感じられる自然があると心が豊かになりますね。

ぜひ、この記事を参考に、憧れの芝生があるお家づくりを考えてみませんか?

管理人

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